IT業界から花屋へ。母の思いを継いで、花の新たな可能性に挑戦!|鳥取県北栄町

IT業界から花屋へ。母の思いを継いで、花の新たな可能性に挑戦!|鳥取県北栄町

北栄町へUターン
代表取締役・根鈴さん


根鈴啓一さん

代表取締役の根鈴啓一さん。
根鈴さんの母のお店だった花工房あげたて
を継ぎました。もともと都内でIT系の会社に
勤めてきた根鈴さん。7年前に家族を
説得し、実家のある北栄町にUターン!

なぜ花屋を継ぐことを選んだのか?

根鈴さんがちょうど40歳を迎えたころ…
東京で生活し、目まぐるしく変化していく
IT業界で仕事をしてきましたが
ふと考えたことがあったそう。

幼少期には興味のなかった実家である
“花屋の仕事”。
手があかぎれになりながら仕事をして
育ててきてくれた母の姿や
あげたけに様々な思いや目的をもって
花を買いに来てくれる地元のお客さんなどを
ふと思い出したときに・・・
今やっている、次々と変化していくIT仕事は
他の人にもできる仕事かもしれないけれど、
『花工房あげたけ』の仕事は
自分にしかできないことなのではないか…?
などと考えたことをきっかけにUターンし、
お店を継ぐことを決意しました。

花の可能性を感じてほしい!


根鈴さんの幼少期の写真を見せていただきました

花工房あげたけはもともと地元スーパーの
一角にある花屋でした。
継いだ当時、花には全く興味も知識もなかった
根鈴さんでしたが母から花屋の知識を学びました。


花工房あげたけのスタッフの皆さん

さらに、人々にとって
もっと花を身近な存在にしたいという
思いを持つように…。

「着せる」「食べる」「触れ合う」など
花とのかかわりを通して、
花と過ごす時間を当たり前のものに…、
生活に溶け込むようなものに..、
感じてもらえるような工夫をしているそうです。

取材で感じた花の力。

取材中…

オレンジの花を買いに来られた
妊婦の方がいらっしゃいました。
ちょうど検診でお子さんの性別が判明したそう!
女の子だったそうでイメージに合ったお花を
選び、お部屋に飾り家族に報告を…
ということであげたけに足を運んだそうです♪

また、お母さんと一緒に来店した女の子は
水色の薔薇を一輪購入。
チューリップの花を卒園式にもらったことで
花に興味を持ち、月に一度好きな花を買って、
お部屋に飾っているんだとか…♡

ほかにも開店祝いのお花を
友人と一緒に受け取りに来た方も
いらっしゃいました。

カタチとしての“花”には
目に見えない思いや背景などがぎゅっと
詰まっており、花を通してその思いが伝わる力が
あると知りました。

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