リビング・クローゼット・キッチン・洗面所と、私たちの暮らしにはそれぞれの場所でモノがたくさん必要ですよね。気が付くとすぐにお部屋も散らかってしまいがちです。
そこで、この記事では整理収納アドバイザーの小野田亜由美先生に場所別のスッキリ収納アイデアを伺いました。プチプラグッズで家中がスッキリするアイデアがたくさんあるので、どんどん真似してくださいね!
クローゼットや押入れの収納は収納力アップの工夫を
クローゼットや押入れは、家族の衣類や布団の収納など家の中でもかさ張るアイテムが多い場所ですよね。かさ張るアイテムは収納のやり方を工夫して効率よく収納しましょう。
ここでは、衣類と羽毛布団を効率よく収納するアイデアをご紹介します。クローゼットや押入れの収納力がアップするアイデアなので、ぜひ試してみてくださいね。
ニトリのカラボシリーズで空間を区切ろう
クローゼットのような大空間は「区切って使う」ことで使いやすくなりますよ。特におすすめしたいのがニトリの「カラーボックスカラボ」シリーズ。この商品は棚板の位置を自由に変えられたり関連商品が豊富なので、収納に合わせたアレンジがしやすいんですよ。

写真提供/小野田亜由美
クローゼットのハンガー収納で、コート類とブラウス・セーターなど丈の長さが違うお洋服を掛けている下側には、カラーボックスの3段と2段を並べて置くと良いですよ。上の画像のように、階段状にできるのでスッキリ収まり空間を使い切ることができます。
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ゾーン区切りは使う人の高さに合わせて
クローゼットや押入れを家族で共用で使う場合は、使う人の背丈に合わせてゾーンを区切りましょう。収納ケースの引き出しで区切ったり、ハンガーパイプの高さで区切るなどが簡単にできる方法ですよ。強度のあるジャッキ式のつっぱり棒はハンガーパイプとして使えるので、背丈に合わせて設置できておすすめ。
人間が一番使いやすい高さは腰から頭までのゾーン(中)、次に腰から下のゾーン(下)です。一番使いづらいのが頭から上のゾーン(上)なので、普段は使わない季節のモノなどの収納に使いましょう。大人と子どもでは使いやすい高さが違うので、それを活かせば大人にとっての下側を子どものメイン収納にするなど効率的な収納の組み合わせもできますね。
引き出し収納の衣類は立ててスッキリ!
引き出し式収納ケースやタンスにたたんだ衣類を平たく積み重ねて入れていませんか?そうすると一番上以外の衣類が見にくいうえ、下の方の衣類が潰れてシワになってしまいますよね。引き出し収納はハンガー収納よりもたくさんの衣類をしまえますが、これでは使いにくい収納になってしまいます。
そこで、衣類は立てて収納するのがおすすめ!立てる収納は以下のようなたくさんのメリットがありますよ。
●全体が見やすく、衣類を選びやすい
●取り出しやすく、他の衣類をよける必要がない
●手持ちの服は何があるかひと目で分かるので、無駄買いを防げる
●衣類がしわになりにくい

写真提供/katazuke_holic(on Instagram)
【参照URL】katazuke_holic(on Instagram)
上のインスタ画像ではトップスもボトムスも立てて収納していて、とても見やすいですよね。
上手に服を立てるたたみみ方

写真提供/船曳孝子(こんまり流片づけコンサルタント)(on Instagram)
【参照URL】船曳孝子(こんまり流片づけコンサルタント)(on Instagram)
目指すのは、上のインスタ画像のような「長方形」「(折り目が上を向いた)つるんとした四角形」ですよ。たたみ方の手順は以下の通りです。文字で分かりにくい場合は、上のインスタグラムは動画でたたみ方が紹介されているので見てみてくださいね。
1. トップスもボトムスも、洋服の幅1/3になるように縦にたたむ
2. 横長になった洋服を半分に折り返す。このとき、洋服の下側が上側よりも少し中に入るようにたたむ
3. 最後に、もう一度折りたたんで折り目を上にすればできあがり
衣類小物は収納ケースやデッドスペースを活用して
靴下やハンカチなど衣類小物の収納におすすめなのが、セリアの「整理収納仕切りケース」。ハンカチ、靴下、下着などアイテムごとのサイズが販売されていて、フリーサイズもあるので収納アイテムに合わせて色々と組み合わせられますよ。

写真提供/小野田亜由美
小野田先生宅では、上の画像のようにストッキングのストックやハンカチの収納に利用しています。自立しない衣類小物も収納ケースを利用すると小分けに立てて収納できますよ。
スカーフやベルトなど服飾小物の収納は、クローゼット端のデッドスペースを活用しましょう!デッドスペースでの「吊るす」収納は、つっぱり棒とS字フックを使って簡単に作れますよ。

写真提供/小野田亜由美 整理収納AD(on Instagram)
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ほかにも、上の画像のように「つっぱり棒+ワイヤーネット+カードリング(単語帳やカード帳を束ねているリング)」でスカーフやネクタイの収納も作れます。この収納、ワイヤーネットがスライド式の優れたアイデア!

写真提供/小野田亜由美
アクセサリーも吊るす収納でからまずスッキリしまえます。上の画像のように、カラーボックスの壁面などデッドスペースを上手に利用しましょう。
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羽毛布団は圧縮が基本
クローゼットや押入れで場所を取るのが羽毛布団や客用布団ですよね。使わない期間が長くても置いておく必要があるアイテムなので、なるべく小さくして収納スペースを節約しましょう。羽毛布団は圧縮してしまう、が基本ですよ!
布団圧縮袋が便利!
圧縮収納には、何といっても専用品の布団圧縮袋が便利です。ニトリやホームセンターでも100均でも手軽に手に入り、収納した後に掃除機で中の空気を抜くだけなので特別な道具も要りません。
そのスペース節約効果を以下の画像でご紹介します。

写真提供/すず(on Instagram)
上の2枚のインスタ画像は、羽毛布団や枕・マットレス2セットを布団圧縮袋を使って小さくした例です。どうでしょう!1/3のくらいの厚さにまで圧縮することができていますね。これならクローゼットや押入れでの保管も省スペースで済みますよ。
つっぱり棒で立てて収納も◎

写真提供/Hiromi Harada(on Instagram)
【参照URL】Hiromi Harada(on Instagram)
上のインスタ画像のように突っ張り棒を使うと、お布団やマットレスを立てて押入れに収納することができますよ!羽毛布団や毛布はそのままでは立てて収納するのは難しいですが、布団圧縮袋や布団収納ケースに入れると同じように立てて収納できて、さらに省スペース収納ができるので試してみてくださいね。
キッチンは小物収納がスッキリのカギ
キッチンには調理器具や食材など色々なアイテムがありますよね。毎日何度も出し入れする場所でもあるので、形も素材もバラバラのこれらのアイテムをスッキリかつ使いやすく収納しましょう!
ここでは、キッチンの中でも散らかりがちな「冷蔵庫」と「食器類」の収納アイデアをご紹介しますよ。
冷蔵庫をプチプラでスッキリ収納!
冷蔵庫の中をスッキリと収納するには、パッと見てどこに何があるかすぐ分かる状態にすることが重要!
まずは、「朝食セット」「使いかけ野菜入れ」「粉モノ」など自分が使いやすいカテゴリに食材をグループ分けします。次に、それぞれの使用頻度に合わせて使いやすい場所から収納場所を決めていきましょう。
収納ボックスを使えばごちゃごちゃしない
カテゴリ別に分けた食材の冷蔵庫収納には、プチプラの収納ボックスが大活躍!

写真提供/小野田亜由美
小野田先生もおすすめなのがダイソーの積み重ねボックスシリーズ。上の画像のように浅型タイプなら野菜室のスライド式収納にもピッタリです。収納ケースで仕切られていることで、小さな食材も迷子になりませんね。

写真提供/小野田亜由美
上の画像はダイソーの積み重ねボックスではありませんが、プチプラ収納ケースにラベリングをした冷蔵庫の収納例です。ダイソーの積み重ねボックスでも同じような収納ができますよ。積み重ねボックスは半透明なので中身がパッと見て分かる・掃除がしやすい・サイズ展開が豊富・定番商品なので買い足しやすいという点でおすすめです。
また冷蔵庫に収納していくときは、「当日使いたい食材を解凍する」「余った料理を一時置く」などに使えるくらいのスペースを余裕スペースとして確保しましょう。目安はホールケーキが入るくらいですよ。トレーなどを置いてあらかじめ確保しておくと、家族みんなも分かりやすいですね。
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チューブ調味料は吊るすか小物スタンドで立てて収納!
冷蔵庫の中で迷子になりがちな、チューブタイプのわさびやからしなどはフッククリップ(レールや引き出しに引っかけられるクリップ)を使って吊り下げたり、チューブスタンドを使うのがおすすめですよ。

写真提供/小野田亜由美
わさびやからしが大容量タイプの場合はクリップで吊るす収納ができないので、上の画像の小野田先生のお宅のようにチューブスタンドを活用しましょう。スタンドタイプのわさびやからしなどであれば、ダイソーの自由自在積み重ねボックスも使えますよ!
食器類は立てて収納
食器類はつい食器棚や引き出しに平らに収納しがちですよね。でもそうすると、下の方や奥にある食器が取りにくくなっていませんか?そこで、お皿やカッティングボードは立てて収納しましょう!
100均のファイルボックスで取り出しやすく
食器棚やシンク下の引き出しなど、引出しの高さがある場所での収納にはファイルボックスが便利ですよ!

写真提供/satomiko.s(on Instagram)
【参照URL】satomiko.s(on Instagram)
上の画像のように、ファイルボックスが仕切りとなって倒れることなくお皿を立てて収納できていますね。見やすく取り出しやすい収納なのでおすすめ。
ディッシュラックでスペースを有効活用
棚や引き出しの高さが低く食器類を立てて収納できない場合は、ディッシュラックを使って多段収納しましょう。

写真提供/【公式】サナダ精工株式会社
上の画像のように、ディッシュラックで上下に空間を区切ると見やすく取り出しやすい収納ができます。画像のディッシュラックのように連結できるタイプなら、収納に合わせて2段・3段と変える事ができますよ。100均でも買えるのでぜひ探してみてくださいね。
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