見どころ③美術館そのものの居心地の良さ
展示風景
「より多くの市民や利用者の皆様に親しまれ、さまざまな人々とつながる美術館に生まれ変わること」を目指したという今回のリニューアル。その思いのとおり、開放的で居心地の良い空間だと感じました。
エントランスから望む大阪市中央公会堂
エントランスの大きな窓からは、重要文化財に指定される大阪市中央公会堂の堂々たる姿が見えます。洗練された都会でありながら水と緑がある中之島の清々しい空気が、館内にも流れ込むような心地よさでした。
展示風景
また、展示室の光にも工夫が。世界初の「自然採光展示室」が設置され、自然光の下、リラックスした空間で陶磁器を見ることができるようになりました。
他の展示室では、自然光に近いとされる「紫」励起LED照明が導入されました。陶磁器本来の魅力に触れられるようになっています。
café KITONARI
カフェやミュージアムショップのリニューアルも嬉しいポイント。カフェでは所蔵品をモチーフにした目にも楽しいメニューをいただくことができます。
収蔵品をモチーフにしたメニュー
正直、「大阪市立東洋陶磁美術館」という文字列には硬い印象があり、難しそうに感じてしまう人が多いのではないかと思います。
ですが、陶磁器の魅力をじっくり堪能できる居心地の良い美術館なんです! カフェやミュージアムショップもあわせて楽しめるので、ぜひ足をお運びいただきたいな〜! と思います。
展覧会情報
リニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」
会場:大阪市立東洋陶磁美術館
会期:2024年4月12日(金)〜9月29日(日)
休館日:月曜日、5/7(火)、7/16(火)、8/13(火)、9/17(火)、9/24(火)
※但し祝日の4/29(月)、5/6(月)、7/15(月)、8/12(月)、9/16(月)、9/23(月)は開館
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
美術館公式ウェブサイト:大阪市立東洋陶磁美術館
配信: イロハニアート
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