【折り鶴にはオスとメスがある】って知ってた⁉高知県民のみぞ知る「メス鶴」を折ってみた!可愛いの♡

【折り鶴にはオスとメスがある】って知ってた⁉高知県民のみぞ知る「メス鶴」を折ってみた!可愛いの♡

バラエティ番組『秘密のケンミンSHOW極』は、郷土のグルメだけではなく、県民特有の習慣も紹介しているので興味深く見ています。2月1日放送回では高知県民の「ヒミツの習慣」を紹介。なんと、高知県民は折り鶴のオスとメスの両方を折れると言うのです!折り紙で鶴を折ったことがある方は多いと思いますが、思い浮かぶのは首が長くすらっとした姿ですよね。それがオスなのだとか。でもメスの鶴はふっくらとしているのだそう。折り紙動画を見てメスの鶴を折ってみます!


【ヒント:#なんて美だ】センスの塊な折り紙作家が番組で披露した「ある芸人の顔」折ってみた♪に、似てる!


メスの折り鶴をポストしてる高知新聞公式X(旧Twitter)がこちら!


2月1日放送の『秘密のケンミンSHOW極』のワンコーナー「ヒミツの習慣」で紹介された「高知の折り鶴にはオスとメスがある?」というトピックについて高知新聞がX(旧Twitter)に画像をポストしていました。

奥に写っている折り鶴は、広く知られている形ですよね。でも、手前の異形な折り鶴、筆者は初めて見ました!

ところが、高知県民にはどちらの折り鶴もおなじみのよう。オスとメスを折り分けて作れるというので、驚きです!

YouTubeで折り方を調べてみたら、手作り系チャンネル『ばぁばの折り紙チャンネル』で、メスの鶴の折り方を見つけました。高知県民ではない筆者、当然のことながらメスの鶴を折るのは初めて!動画を参考にしながら折ってみます。

高知県民にはおなじみ⁉「メスの折り鶴」を折ってみた♪

用意するのは折り紙1枚です。今回は黄色い折り紙で折ってみます。

1.色面を内側にして三角形を折り、一度それを開いてから紙を90°回転させ、もう一度大きな三角形を折ります。

三角形を2回折ると、頂点から真っすぐ下に折り線が付いている状態になりますよ。

2.色面が見えるように長方形に折り、それを開いて紙を90°回転させ、もう一度長方形を折ります。

画像には写っていませんが、長方形を2回折ると真ん中に縦の折り線が入りますよ。

3.色面を表にして、折り筋通りに折りたたんで正方形にします。

三角形を2回、長方形を2回折ると山折りと谷折りの筋が付くので、筋通りにたたみます。

折りたたむと正方形になりますよ。閉じている頂点を上側に置いてくださいね。

4.上の紙を、下からめくるように頂点に向かって折り上げます。裏側も、同じように折ります。

上の紙はめくれるので頂点を合わすように折り、ひっくり返して同じように折ります。

5.左右とも中心線に向かって折ります。裏側も、同じように折ります。

下側の紙を中心に向かって折ると色面が現れ、直角三角形が2つ並んだようになりますよ。

6.側面を開いてたたみます。反対側も同じように、たたみます。

先ほど折った直角三角形同士を合わせるような感じでたたむと、全面が色面になりますよ。

7.下の頂点を上の頂点に向かって折り上げ、反対側も同じように折り、側面を開いて押さえます。

上下の頂点を合わせるように折ります。両面とも折れたら側面を開いてたたみ、反対側も同じようにたたみます。

8.内側から三角形の頂点を引き出し、どちらかの先端の上部を少しへこませて、鶴の首を折ります。

表面の後ろに折り込んだ三角形を、角度を付けて引き出します。

どちらか片方の先端を少し折って鶴の首にします。鶴らしい形になってきました。

上から見るとこんな形ですよ。これでほぼメス鶴を折れました。次は開いて背中を膨らませます。

9.向かい合う角の先端を持って斜め下に引っ張るようにして上部が平らになるように広げます。羽も広げます。

カメラのシャッターを押しているため、洗濯ばさみで右手を表現しています。

向かい合う角を両手で持って、やさしく斜め下に少し引っ張ります。もう一対の向かい合う角もやさしく引っ張って、徐々に背中を膨らませます。

カメラのシャッターを押しているため、洗濯ばさみで右手を表現しています。

背中が膨らんだら、両手で羽を下にやさしく広げます。羽は折り目を付けずに下から指を当ててカーブをつけるようにすると、やわらかい雰囲気が出ますよ。

10.首と尾のある縁は、それぞれ少し内側にくぼませるようにへこませます。そして、下の穴から竹串などを差し込んで、背中の膨らみはきれいに整えます。

背中がきれいに膨らまない場合は、下の穴から竹串などを刺して、内側からやさしく押してくださいね。背中が丸くなるように首と尾の辺りをそれぞれ少し内側に押すと、背中がふっくらと見えますよ。

11.底側を見て、首と尾のたたまれている角を、それぞれ外側に少し開きます。

カメラのシャッターを押しているため、洗濯ばさみで右手を表現しています。

背中を膨らませたメス鶴を底側から見ます。首と尾を形成するためにたたまれている角を少し外側に開いておくと、置いた時に傾かずに立ちますよ。

背中がふっくら♪首と尾が短めのかわいいメス鶴が完成!

高知県民にはおなじみだという、「メスの折り鶴」が完成しました♪初めての挑戦でしたが、動画を見ながらだと簡単に折れましたよ。一般的な折り鶴に比べると高さよりも幅が出て、背がとっても低い鶴といった印象です。

ところで、なぜ高知県民はメス鶴を折れるのでしょう?高知新聞のウェブサイトにメスの折り鶴についての記事が掲載されていたので、簡単にご紹介します。

メス鶴を折るのはより簡単♪学校などで教えたことから県民に広く浸透

高知新聞のサイトに掲載されていた折り鶴に関する記事によると、高知県民が2種類の折り鶴を折れる理由は、昔から学校で折り方を教えていたからだそうです。

一般的な首の長い鶴の折り方よりも、ふっくらとしたメス鶴の方が、折り方が簡単。折るのに時間がかからないことから、学校などを通じて徐々に広まっていったと書かれていました。

さらに、驚きの事実も発覚!なんと記事には、日本折紙協会高知支部のコメントが寄せられており、高知県民にメス鶴として周知されているこの折り紙が、実は「ふくらスズメ」だとの記述が。

画像出典:Photo AC

たしかにふっくらとしたメス鶴の形は、寒さをしのぐために羽を膨らませているすずめに似ているかも。

ちなみに『秘密のケンミンSHOW極』では、メスの折り鶴は四国や九州地方にも浸透しており、その中でも高知県民のメス鶴の認知度がかなり高いと紹介されていました。

本記事を読んだ中には、筆者のように「へぇ!折り鶴に2種類あるの!」と驚く方も、「メスの折り鶴を折れるよ!」という方も、それぞれいらっしゃるかと思います。

一般的な折り鶴も久々に折った筆者。確かにメス鶴(ふくらスズメ)の方が、細かい部分を折る工程が少なく、折りやすかったように感じました。さらに、一般的な折り鶴よりも、膨らむ部分が多いので、紙なのにゴム風船を膨らませているような気分に♪

メス鶴(ふくらスズメ)は簡単に折れるので、初めて知った方でも作りやすいはず!ぜひ2種類の折り鶴を折って、形の違いを楽しんでみてくださいね。

<参考文献>
Web
『高知新聞PLUS+〜「メスの折り鶴を折るの高知だけ?」SNSの投稿が話題に 調べると意外な事実が・・・ そもそも鶴じゃなかった⁉【ウェブ限定】〜』
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/698775

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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