歓迎会は新人にとって大切なイベントです。そんな歓迎会で失敗をしてしまったら、とても凹みますよね……。今回は歓迎会でありがちな失敗をしてしまった、筆者の知人Aさんから聞いた体験談をご紹介します。
歓迎会で先輩が掛けてきた言葉
Aさんが新卒で入社したての頃の話です。
Aさんのために部署内で歓迎会をしてくれることになりました。自分のために祝いの席を設けてくれることを、純粋に喜んだAさん。当日は嬉しい気持ちでいっぱいでした。
一番に会場に到着したAさんは、「奥から詰めて待っていよう」と一番奥の席に着席して待っていました。すると、後から来た女性の先輩がAさんにこう声を掛けてきました。
「あら~いいご身分ね」
Aさんは先輩が何を言っているのか意味が分かりませんでした。さらに、乾杯でグラスを合わせた後にも、先輩から「うわ〜……」と幻滅されてしまったのです。
帰宅後、急いで検索
先輩からなぜかドン引きされてしまったAさんは、その理由が知りたくてたまりませんでした。帰宅後、Aさんは急いでネットで歓送迎会のマナーについて検索しました。
「宴会の席では入口から一番奥の席が上座とされていて、上司が座ることとなっている。ただ、歓送迎会では主役が上座に座ることが主流」
この日の歓迎会はAさんが主役でした。なので、Aさんが上座に座ることは間違いではありません。
しかし、新人が最初から上座にデーンと座るのはどうでしょうか? 先輩としては、上座に促されてから着席するのがマナーだと思ったのでしょう。
さらに、乾杯の際は上司より低い位置でグラスを合わせなければなりません。Aさんはそんなこととは全く知らず、思いっきり上の方でグラスを「チーン!」と鳴らしてしまったのでした。