【溶連菌】で抗生剤を飲み切る必要がある大切な理由とは?薬剤師が解説します

処方された抗生剤を全て飲み切ることが重要です!!

溶連菌には有効な抗生剤があり、処方された場合その抗生剤を全て飲み切ることがとにかく重要です!(抗生剤は割と長期処方になります)ただし、抗生剤を飲むとおなかが緩くなる傾向にあります。不安なときは抗生剤投与下でも有効な整腸剤を一緒に処方してもらうとよいでしょう。

溶連菌の本当のこわさとは…?

溶連菌の本当のこわさは、のどの痛みや発熱の先にあるものです。菌が生き残った場合、腎臓まで達すると急性糸球体腎炎などの合併症を引き起こすことがあります。

急性糸球体腎炎の症状は、血尿(コーラのような茶褐色)や尿蛋白(尿が泡立つ)が現れ、尿量が少なくなり体が浮腫んできます。その結果、倦怠感が出たり、高血圧につながることもあります。(糸球体腎炎についての詳しい解説は下のリンク先を参照ください。)

私が薬剤師として伝えたいことはこういった合併症を防ぐためにも、処方された抗生剤は全て飲み切って欲しいということです。

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