【東京都港区】ラッパー・彫刻家のMeta Flower(久保田 樹)氏による個展、クマ財団ギャラリーで開催!

クマ財団は、活動支援生11名がクマ財団ギャラリーを自由に利用し、自身の創作のプレゼンテーションを行うシリーズ企画「KUMA selection2024」を展開している。

その第3弾として、ラッパー・彫刻家のMeta Flower(久保田樹)氏による個展『The Process』を、6月1日(土)・2日(日)の2日間、クマ財団ギャラリーにて開催する。

「KUMA selection」について

クマ財団は、25歳以下の学生クリエイターを対象とした「クリエイター奨学金」、奨学金の卒業生を対象とした「活動支援事業」を通して、次世代クリエイターの育成に取り組んでいる。

「活動支援事業」は、企画書ベースでの選考を行い、クリエイターのステップアップにつながる個展開催費や滞在制作費、作品制作費など幅広く活動を支援する助成金だ。

そんな「活動支援事業」の一環として、活動支援生によるシリーズ企画「KUMA selection」を5月から9月にかけて開催。個展や公演、ライブ、上映会などを各クリエイターが企画し、毎月2~3名ずつ発表していく。

個展『The Process』で新作を発表

Meta Flower(久保田樹)氏は、アンダーグラウンドという場所のルーツから感じた、社会の立ち位置や視点の差異をバックグラウンドに持つ、ラッパー・彫刻家。彫刻では文字をテーマにした作品や、爆薬にて衝撃波を起こし制作する「衝撃波彫刻」を制作している。

音楽活動としては、イスラエルやパレスチナなど旅先で出会ったミュージシャンとのセッションや、東京をベースに日本各地でのライブを行っている。

個展『The Process』では、新作を発表。新作では、Meta Flower(久保田樹)氏が歌詞を書く工程を再構築し、サイマティクスを利用して水や砂に音の振動を加えることで浮かび上がるクラドニ図形として作品化することを試みた。

コロナ以降広がっているコミュニティの分断を見つめ直し、つながっていく言語を分解して周波数分析をすることで、時間が経過していく新たな島として提示する。

作品の未来への構想や「この作品の完成とはどこにあるのか」という問いに対し、日本のラッパーのBES氏のアルバム「REBUILD」から着想して本展を『The Process』と名付けた。

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