多くのママたちが絶賛する子どもの習い事・スイミングスクール。しかし、そんな大人気の陰に隠れて、いくつかの“デメリット”もささやかれています。とりあえずは代表的なものを挙げてみましょう。
・ プールの水から、いろんな雑菌やウイルスが子どもの体に付着してしまう。
・ それらの雑菌やウイルスを弱らせるため、プールの水には過剰に塩素が入っている。
・ その塩素の影響で、目が真っ赤になったり、髪がパサパサになったり、皮膚がカサカサになったりする。
・ 屋外にあるスイミングスクールの場合、とくに日差しの強い夏場は、紫外線が子どもの肌にダメージを与える。
お子さんを「スイミングスクールに通わせておしまい!」じゃあダメ。ママたちのコメントには、きちんとした後フォローも大切だという意見も多く見られました。
・ 子どもの全身に付着した塩素を落とすため、お風呂やシャワーでしっかり洗い流す。
・ 長時間、塩素の入った水の中にいたときの皮膚は、ふやけて脆くなっているので、やさしく丁寧に、かつ素早く洗い流す。
・ 紫外線のダメージを受けた肌は、入浴後にかならず保湿する。
そのほか、塩素や紫外線以外にも、こういった“デメリット”の声が、アンケート調査を行ったママたちから聞こえてきました。
「スクールに通わせてから、むしろ風邪をひきやすくなった感じがする……」(31歳/フリーデザイナー・息子3歳)
「かえって水を怖がるようになってしまいました……」(33歳/パート・娘4歳)
「水泳は基本、個人競技だからなのか、本来の人見知りがよりきつくなった。野球とかサッカーの団体競技にしたほうがよかったかも?」(36歳/契約社員・息子7歳)
「スイミングスクールがあるから、予算的にも時間的にも他にやらせてみたい習い事に通えない」(34歳/専業主婦・娘5歳)
「やれウチの子はクロールができるようになった、やれウチの子は進級して上のクラスに行った……だとかのママ友同士の対抗意識が、どうも疲れちゃって……(笑)」(32歳/専業主婦・息子5歳)
なかでも多かったのは、「先生がスパルタすぎてついていけなかった」(39歳/アルバイト・息子9歳、ほか)などの、スクールの厳しさについての意見。
「本当に子どものためになるスイミング」を考えるなら、スクール選びが重要なキーポイント。お子さんが嫌がる習い事を強引に続けることこそが、もっともの“デメリット”だということを忘れてはいけません。
(文:ヤマダカツヤ)