あさりの旬は2回!和も洋もアレンジ自在、春の味覚を堪能できるあさり料理アイデア

あさりの旬は2回!和も洋もアレンジ自在、春の味覚を堪能できるあさり料理アイデア

日本の食卓で馴染み深い貝のひとつ「あさり」。一年中見かけることができますが旬は春と秋の2回あり、旬を迎えたあさりは身がふっくらプリプリしていて味も濃厚で食べ応えがあるのが特長。今回はあさりの砂抜き方法と筍や新玉ねぎ、菜の花など春の旬食材と一緒に味わう、あさり料理のおいしいアレンジをご紹介します。

覚えておきたい!あさりの砂抜き方法

旨味たっぷりで、ふっくらプリっとした食感が楽しめる旬のあさりを、よりおいしく味わうために大切なのが砂抜きをすることです。今回は千葉県でイタリア料理教室を主宰されている山田千尋さん(@aurora_cucina)にあさりの下処理方法を教えていただきました。

あさりの砂抜き方法

・あさり……1パック
・水……500ml
・塩……15g

・すのこ付きバット
・新聞紙かアルミホイル

1. あさりの住む海水の塩分濃度は3%と言われているので、同じ濃度の塩水を用意する。

2. すのこ付きのバットにあさりを並べ、塩水をひたひたの量入れる。
※すのこ付きバットがなければザル付きのボウルでもOKです。なるべくあさりが重ならないようにしてください。

3. 新聞紙かアルミホイルをかぶせ、呼吸ができるように数か所穴をあける。

4. 暗くて涼しい場所に1時間ほど置く。夏場は冷蔵庫がおすすめ。
※潮干狩りで収穫したあさりは5~6時間砂抜きしてください。

5. 砂抜きが終わったらあさりの殻をこするようにを真水で洗い、塩抜きのためザルに30分ほど置く。

すでに砂を吐く元気のないあさりは、何時間塩水につけても砂抜きできないそう。なるべく鮮度の良いあさりで、旬のおいしさを楽しんでください。

情報提供:Instagram(@aurora_cucina)

旬食材と一緒に楽しむ、あさりを使ったおすすめ料理

あさりと玉ねぎの醤油バター蒸し

北海道産のあさり、甘くてみずみずしい新玉ねぎ、旬の味わいが堪能できる一品。

砂抜きしたあさり、くし切りにした新玉ねぎ、ざく切りした小松菜に、白ワインとバターをあわせ、蓋をして中火で5分ほど。アサリの口が開いたら蓋をあけて、醤油をひと回しでできあがり。ちゃちゃっと作れておいしいのがうれしい一皿です。

春雨とあさりと菜の花の酒蒸し

にんにく、生姜とともに酒蒸ししたあさりに、春雨と菜の花をあわせてさっと煮込んで。

あさりの旨味をたっぷり含んだ春雨が絶品で、お酒もごはんもすすみそうです。

あさりと筍の茶碗蒸し

旬のあさりと春の味覚の代表格である筍の風味が堪能できる、この季節ならではの茶碗蒸し。

写真のように具材を表面に見せたい場合は、最初は具と生地を2/3量入れて蒸し、ある程度固まってから残りを入れて蒸すのがポイントとのこと。

50℃のお湯を使って5分であさりの砂出しができる裏ワザと茶碗蒸しのレシピは、@akinko107さんの投稿で詳しく紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。

菜の花とボンゴレのスパゲットーニ

風味豊かな旬のあさりと菜の花のほろ苦さがなんともおいしい、ボンゴレレシピ。

あさりは塩気がはっきりしているので、細いパスタよりも太さがあるパスタの方が相性が良いとのこと。春のとっておきパスタ、ぜひ極太のスパゲットーニで作ってみてください。

あさりと新玉ねぎ、アスパラの桜塩リゾット

旬素材の旨味がギュッと詰まった、あさりと新玉ねぎ、アスパラの桜塩リゾット。

刻んだ桜の花の塩漬けを加えて塩味を調え、仕上げにオリーブオイルひと回し。チーズのすりおろしも振りかけて。アスパラのシャキシャキ感がアクセントになり、一口ごとに春の香りが広がります。