任意整理の費用の相場とは?任意整理のおさらいから費用の具体例まで

任意整理の費用の相場とは?任意整理のおさらいから費用の具体例まで

任意整理は私的整理手続き(裁判所が関与しない手続き)であるため、法律事務所の弁護士や司法書士に支払う費用以外に、手続き自体にかかる費用はありません。

今回は、気になる弁護士等の費用相場などについて詳しく解説していきます。。

「任意整理」に関してはこちらの記事をご覧ください。

1、任意整理とは?〜おさらい

そもそも任意整理とはどのようなものなのか、簡単におさらいしときましょう。

その言葉だけだと、何らかの借金を整理する手続きだろう、ということぐらいしか分かりません。

そもそも任意整理とは、引き直し計算(取引全体を利息制限法に従って計算し直すこと)して借金を減額した上で、その後発生する利息をカットして貸金業者と和解契約を結ぶものです。

これにより、毎月の返済金額が任意整理をする前に比べて減ることになり(場合によっては大幅に減ります)、無理ない返済を可能にするものです。

任意整理は債務整理の一つで、他の自己破産や個人再生の手続きと異なり、裁判所を通さない任意の手続きであることに特徴があります。

2、任意整理の費用の相場は?

次にいよいよ任意整理の費用の相場についてみていきましょう。

(1)任意整理にかかる弁護士費用の種類は?

そもそも、任意整理の弁護士費用には大きく分けて以下の3種類があります。

着手金
基本料金
減額報酬金

こちらに加えて、もし過払い金が発生した場合には、回収した金額に応じて過払い報酬が発生します。

(2)任意整理の弁護士費用の相場は?

任意整理の弁護士費用の相場は以下の通りです。

①着手金について

依頼した時点でかかる費用です。

着手金の相場は依頼した業者に関して1社につき¥40,000です。

②基本料金について

依頼した1社ごとにかかる費用です。

基本料金の相場は依頼した業者に関して1社につき¥40,000です。

③減額報酬について

引き直し計算や弁護士介入による利息カットにより減額した金額に応じてかかる費用です。

減額報酬の相場は実際に減額した金額の10%です。

例えば、依頼時に借金が200万円が弁護士に依頼したことによって借金が100万円になったとした、減額した金額は200万円-100万円=100万円ですので、弁護士に支払う減額報酬はその10%で

100万円×10%=10万円

です。

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