■インテリアにこだわる夫。借金してまで購入!?
一つ目のエピソードは、インテリアにこだわりたい夫と費用を抑えたい妻の攻防。どうしてもこだわりたい夫が取った衝撃の行動とは……。
「子どもが小学生になるタイミングで、評判の良い公立小学校に入れる地区へ引っ越すことになりました。元々は賃貸に住んでいたのですが、これを機に思い切ってマンションを購入することに。それまでは主人が独身の頃に使っていたソファーやとりあえず購入したダイニングテーブルなどを使っていましたが、インテリアも新調することにしました。
主人は元々、インテリアにこだわりたい人。これまで我慢していたのか、ここぞとばかりに新居の間取りや雰囲気を見て、ネットで探したり、インテリアメーカーに足を運んだりしていました。
中古とはいえマンションは高いし、引っ越しや子どもの進学にもお金はかかります。インテリアにかける費用は、少しでも抑えたいと思っていました。が、主人が提案するのはグレードの高いインテリアばかり……。
主人の『長いスパンで使うものだからケチりたくない』という主張ももちろんわかりますが、なかなか折り合いがつかずにいました。
すると、主人が強硬手段に。私が提示した金額では足りず、消費者金融でお金を借りてきたんです。私個人の貯金を切り崩してすぐに返済しましたが、本当に焦りました」(40代・女性)
特にソファやテーブルなどの大きなものは気軽に買い換えられるものではないので、こだわりたい気持ちも理解できます。でも、これからのことを考えて出費を抑えたいという気持ちもわかる……。このお話の一番のダメポイントは、やはり「借金」でしょうね。
■推し活にお金を使いまくる夫
続いては、「推し活に励む夫」のお話。子どもの言葉が、夫を変えたそうです。
「夫は、いわゆる“オタク”。長年にわたって、某アイドルグループを推しています。私にも好きなアイドルがいるので、特に気にすることはなく、お互いに自分のお小遣いの範囲で推し活を楽しんでいました。しかし夫は、同じグループを推す友だちができてから、みるみる金遣いが荒くなってしまったんです。
コンサートに行く遠征費を捻出するため、生活費にまで手を出そうとしていたので私は止めました。すると、夫は『俺が頑張って働いてきたお金だ』『好きに使ったっていいじゃん!』とお決まりのセリフを口に出したんです。
とはいえ、我が家の生活費は折半です。しかも私は、お小遣いのほとんどを家族のレジャーのために使っています。そのため私は『折半の生活費にまで手が出ているのは、正直、異常だよ?』『あんたは自分のことしか考えてないじゃん!』『アイドルの成長より、子どもの成長をちゃんと見てよ!』と怒りが爆発してしまいました。
するとうちの子が、まさかの援護射撃。『パパはアイドルばかりで、全然一緒に遊んでくれないからつまんない!』と追い打ちをかけるように言ったんです。この言葉が効いたのか、夫は以前ほど熱心な推し活はしないようになりました。
どうやら、このままでは私よりも子どもに捨てられると思ったようです。その後はコンサートへの参戦もオンラインに切り替えるようになりました」(30代・女性)
子どもからこんなことを言われたら、ショックも大きいでしょうね。たった一言で改心させてしまう子どもの存在は、やはり偉大ですね。
(文・イラスト:ママテナ編集部)