言葉を理解するのは1歳前後?言葉の発達や赤ちゃんへの声かけの仕方は?

言葉を理解するのは1歳前後?言葉の発達や赤ちゃんへの声かけの仕方は?

この記事では赤ちゃんの言葉の理解について、医師監修のもと、解説します。赤ちゃんが言葉を理解するようになるのは、1歳前後です。大人のしゃべる声の特徴を理解することから始まります。例えば、リズムや声の高さ、長さ、アクセントなどです。

赤ちゃんとのコミュニケーションの取り方

生まれたばかりの赤ちゃんとは、最初のうちは、大人が子どもの仕草を見たり声を聞いたりして、それらから質問を投げかけたり、赤ちゃんの気持ちを代弁するような声かけをして、コミュニケーションを取っていきます。

 

例えば、赤ちゃんが泣いているときには「おなかが空いたのかな?」「眠いのかな?」と声をかけますよね。また、ミルクを飲んでいると「おいしいね」と言ったり、あくびをしていると「眠たいね」と言ったりします。

 

これは、赤ちゃんとのコミュニケーションで、1歳を過ぎたころまで続きます。一方、赤ちゃんが言葉の意味を理解し始めると、徐々に「やりとり」ができるようになります。つまり、少しずつ大人同士のコミュニケーションに近づいてくるのです。

もし赤ちゃんの言葉に関して悩みごとがあったら

自分の子どもがほかの子どもに比べて言葉が出てこなかったり、会話ができていないと感じたりすると、とても悩む方は多いのではないでしょうか。言葉の遅れは、その後の成長にも影響してくることがあるので、とても心配になると思います。言葉の遅れについては、正常範囲の遅れ、知的障害や自閉症に伴う遅れ、難聴による遅れの3つがあります。

 

難聴による言葉の遅れは緊急性がありますので、耳が聞こえていないと感じたら直ぐに耳鼻科や小児科に相談する必要があります。新生児期に聴覚スクリーニングをしてパスしていれば聴覚に関しての心配は軽減しますが、検査を受けておらず、言葉の遅れがある場合は受診を急いだほうがよいでしょう。言葉の発達には赤ちゃん一人ひとりの成長スピードや環境の違いが影響するので、必要以上に心配することはありません。しかし、「言葉の発達がほかの子どもよりも遅いかも」と心配になったら、医師や保健師さんに相談してみましょう。

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