■おもてなしかと思ったら、“自分だけ”いじわるされていた
まずは、出前を取る時にいじわるされたというエピソード。最初はおもてなしかと思っていたそうですが、実は違ったようです。
「お正月に親戚みんなで集まることになり、夫の実家に帰省した時の話です。お昼は宅配寿司を取って食べようということになり、メニューからそれぞれが食べたいものを選ぶことになりました。
義母はPC作業が得意で、チラシではなく、手作りのメニュー表を一人ひとりに配りました。その時点では、『みんなが来るのが楽しみだったのかな』と微笑ましく思っていたのですが、みんなの注文をまとめる際に気づいてしまったのです。
私以外の人のメニュー表には、イクラやウニ、大トロ、中トロなど、いわゆる高価なネタが載っているのに、私のメニュー表からはそれらが外してあったのです。
私はショックを受けるどころか、逆に火が付き、『負けてたまるか』という気持ちに。『ウニ2貫、追加で』と、しれっと自分の分も注文しました。他のみなさんは私だけが違うメニュー表をもらっているとは知らないので、義母は何も言いえず。お寿司はおいしくいただきましたが、こんな嫌がらせをしてくるのか、とゾッとしました」(40代・女性)
ずいぶん手の込んだ嫌がらせですよね。しかし、何事もなかったかのように自分の分も追加注文するって、みんなにバラされるよりもダメージが大きい気がします。痛快!
■普段は「白衣の天使」。嫁の前では悪魔に
続いての女性は、看護師をしているという義母の裏の顔を暴露。義母の発言がトラウマになってしまったといいます。
「まだ子どもが小さかった頃、まわりが勝手に盛り上がり、『そろそろ二人目』と言われることが増えました。しかし私は一人でも十分で、二人目を考えられないという心境でした。そんな時、義母から『一人しか産まないのなら、最初から産まないほうがいい』と言われ、本当にショックでした。
義母は現役の看護師。勤務している病院では俗に言う“白衣の天使”なのでしょうが、私生活ではまるで“悪魔”のようなセリフを吐きます。義母が二人の子どもを育てたため、『一人っ子はありえない』と感じていたようです。
とはいえ、私が二人目を産んだとしても生活費を援助してくれるわけではなく、育児を手伝ってくれるわけでもありません。会うたびに無責任なことばかり言われる時期があり、今でもトラウマになっています。
今の子育ては、お金もかかり大変な時代です。昔の自分と比べて批判されることが、本当に嫌でたまりませんでした。しかも、夫と一緒にいる時は何も言わず、私と子どもだけのタイミングを狙って攻撃してきます。最近は減ってきましたが、何度思い返してもイライラするし、一生許すつもりはありません」(40代・女性)
自分がこうしてきたから、あなたもこうしなさい。古い価値観の押し付けで悩んでいる人は、きっと多いはず。「白衣の天使」という言葉はいささか現代に合っていない気もしますが、対比としては効果的だし、義母の人となりがよくわかりますね。
(文・イラスト:ママテナ編集部)