『海の野菜』とも言われる『わかめ』がダイエットの救世主って?
わかめは『海の野菜』とも言われるほど、栄養満点なんです。その注目の栄養は…
1. 豊富な食物繊維
まず注目したいのは、豊富な食物繊維です。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つを含んでいるので、ダイエットだけでなく、アンチエイジングや健康にも良い影響をもたらすと言われています。
わかめのぬるぬるの正体「アルギン酸」は水溶性食物繊維の一種で、糖の吸収を緩やかにする、コレステロールを吸着し排泄する、体内のビフィズス菌を増やし腸内環境を良くするなど期待できると言われており、とても頼もしい成分なんです。
そして、不溶性食物繊維「セルロース」は、腸の中で水分を吸って膨らみ便の量を増やして腸の蠕動運動を活発にし、有害物質を排泄してくれる働きが期待できます。便秘も改善して、体の中からスッキリを叶えてくれるでしょう。
2. 野菜顔負けのビタミン
『海の野菜』とも呼ばれるわかめには、野菜もびっくりなビタミンがたっぷり入ってます。
皮膚や粘膜を保護してくれる「ビタミンA」、細胞をアンチエイジングして美肌効果も高い「ビタミンC」、皮膚や粘膜を保護し気持ちも落ち着かせてくれる「ビタミンB1、B2」など、女性に嬉しいパワーが期待されています。
3. ミネラルの宝庫
わかめは、海水中のミネラルを吸収しているので、まさにミネラルの宝庫。
骨や歯の健康に欠かせない「カルシウム」「マグネシウム」、余分な塩分を体外に排出してむくみ予防が期待できる「カリウム」、体の発育に不可欠で体内の代謝を活発にし、気持ちをリラックスさせ、髪や皮膚の健康を保つと言われている「ヨウ素」など、わかめには体に必要なミネラルがたっぷり含まれています。
『わかめ』には女性に嬉しい栄養がたっぷり詰まっており、食べることで体の中からキレイになれる『ダイエットの救世主』というのは、お分りいただけましたか?
今が『旬のわかめ』は、贅沢な食べ方で!
わかめの旬は、3~5月。そう、今が旬なんです。
でも、わかめって、塩蔵わかめや乾燥わかめなど一年中、スーパーに並んでいるイメージですよね。塩蔵わかめや乾燥わかめと、この時期にしか食べられない旬のわかめの違いは?というと、旬のわかめは、「生」なんです!! 旬の今だからこそ、海からのとりたて『生わかめ』がいただけるんです。
海からとりたての「生わかめ」は褐色で、湯通しすると鮮やかな緑色になります。わかめには、緑の色素のクロロフィルと赤い色素のフコキサンチンが含まれていて、海からとりたての時は、その2つの色素が混ざって褐色となっています。それが湯通しの熱によって、熱に弱い赤い色素のフコキサンチンは壊れてしまい、熱に強い緑の色素のクロロフィルが残って、鮮やかな緑色となるのです。
このわかめを一年中楽しめるようにした保存方法が、生わかめを湯通しして塩に漬けた「塩蔵わかめ」、生わかめを乾燥させた「乾燥わかめ」なんです。
ということで、旬の今しかいただけない「生わかめ」を美味しくいただくレシピは…
『生わかめしゃぶしゃぶ』
鰹節で出汁をとったお鍋に、生わかめをしゃぶしゃぶし、お好きな調味料に付けていただくものです。
生わかめは、鮮やかな緑色で風味が良くて、シャキシャキの食感がたまらないです。
今しか食べられない、とても贅沢な春のお鍋を食卓で囲んでみてはいかがですか。