こどもの日にはこんなご飯やスイーツを!こどもの日の由来も紹介

第18回 子どもに喜ばれるプレゼントを選びたい!
5月5日は子どもの成長を祝う「こどもの日」です。鯉のぼりなどの飾り付けが一般的ですが、どんな料理でお祝いをすればよいのでしょうか?こどもの日にぴったりのお祝いご飯やスイーツのほか、こどもの日の由来についても紹介します。

こどもの日の由来や過ごし方

元々、5月5日は「端午の節句(たんごのせっく)」として、男の子の健やかな成長を祝う風習がありました。

1948年に、5月5日が国民の祝日「こどもの日」として制定され、現在では男女の区別なく、こどもの成長を祝う日として定着しています。

鯉のぼりや鎧兜を飾ってお祝いする日

こどもの日は、鯉のぼりや鎧兜を飾ってお祝いをするのが一般的です。

鯉のぼりには、「子どもが難関を乗り越え、健やかに成長してほしい」という意味が込められています。

これは、中国の黄河をさかのぼった鯉が、上流にある「龍門」という激しい流れの滝をのぼったのち、龍に変身して天にのぼるという言い伝えによるものです。また、一番上に飾る5色の吹き流しは、邪気を祓う「魔よけ」の意味があります。

鎧兜を飾るのは、「我が子を守ってくれるように」という意味です。

鎧や兜は、武士にとって身を守るために重要な道具でした。そのころの風習が今に伝わり、子どもの安全を祈願するために飾られるようになったといわれています。

ちまきや柏餅を食べよう

こどもの日には、ちまきや柏餅を食べる習慣がありますが、一般的に関東では「柏餅」、関西では「ちまき」が多いとされています。

ちまきは、甘く味付けたお餅を笹などの葉で包んだ餅菓子です。古くはお餅を「茅(ちがや)」の葉で巻いたことから、ちまきと呼ばれるようになりました。

中国から伝わったもので、厄払いや邪気払いの力があるとされたため、こどもの日の食べ物として定着しました。

一方、柏餅はあんの入った餅を、柏の葉で包んだ餅菓子です。柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないといわれています。

この特徴が転じて子孫繁栄の象徴として知られていることから、こどもの日の縁起物として広まりました。

こどもの日にはみんなが喜ぶご飯を!

こどもの日には、みんなで楽しくおいしいご飯を囲んでお祝いしたいものです。こどもの日にぴったりのご飯メニューを紹介します。

「アレンジ巻き寿司」でお祝い

メインには、子どもの好きなものをたくさん入れた「アレンジ巻き寿司」がおすすめです。

カニカマ・エビフライ・玉子焼きなど、ボリュームたっぷりの楽しい巻き寿司を作ってみてはいかがでしょうか?

お肉が好きなら、甘辛く味付けした牛肉とご飯をレタスで巻いてもおいしい巻き寿司ができます。

子どもと一緒に作るなら、あらかじめ肉そぼろや炒り卵をご飯に混ぜておき、それを海苔で巻くだけにすると、より簡単に楽しめます。

家族で一緒に作れる「ちらし寿司」

「ちらし寿司」は子どもに人気なだけではなく、家族で作れるのがうれしいポイントです。親子で一緒に飾り付けをすることで、楽しい時間を共有できるでしょう。

飾り付けはこどもの日らしく、「鯉のぼり」をかたどったアレンジがおすすめです。

牛乳パックなどを使って、酢飯を鯉のぼりの形に盛り付け、サーモン・きゅうり・玉子・かまぼこなどを飾れば、鯉のぼり風のちらし寿司が完成します。

小さい子どもと一緒に作る場合は、カラフルな水玉模様が特徴の「水玉ちらし」もよいでしょう。ハムや玉子を丸く型抜きし、スライスしたミニトマトやきゅうりを飾り付けましょう。

もちもちとした食感が楽しい「ちまき」

「ちまき」のなかには餅菓子ではなく、おこわを笹の葉や竹皮で包んだ「中華ちまき」と呼ばれるものもあります。

関東では、ちまきといえばこのタイプを思い浮かべる人が多いかもしれません。この中華ちまきも、こどもの日にぴったりのメニューです。

中華ちまきは、もち米とたけのこ・鶏肉・にんじんなどの具材を炒め、葉に包んで蒸し上げます。

竹皮や笹の葉を使うのが一般的ですが、もし手に入りづらければクッキングシートで代用したり、比較的手に入りやすいトウモロコシの皮を使ったりしてもOKです。

また、普通のおこわのように炊飯器で炊いて、おにぎりなどの形にする方法もあります。

こどもの日にぴったりのスイーツ

楽しいご飯を食べた後の楽しみは、スイーツです。こどもの日ならではのスイーツもチェックしていきましょう。

「ロールケーキ」を鯉のぼりアレンジ

「市販のロールケーキ」を、鯉のぼりのような見た目にアレンジをするだけで、こどもの日にぴったりのスイーツができあがります。

カットしていない細長いロールケーキの上に、チョコペンを使ってデコレーションをしたり、ホイップクリームを絞ったりして、鯉のぼりを作ってみましょう。

イチゴやキウイなどのフルーツをうろこに見立てて飾っても、かわいく仕上がりますよ。

チョコペンやフルーツでかわいい「柏餅」

こどもの日の縁起物の「柏餅」も、チョコペンやフルーツを使って少しアレンジするだけで、子どもが喜ぶスイーツに早変わりします。

柏餅の葉をずらして、なかのお餅にデコレーションしていきましょう。柏餅の葉を髪の毛に見立てて顔を描き、折り紙で作った兜を被せれば、かわいらしい五月人形風の柏餅が完成します。

柏餅を一から手作りする場合には、あんと一緒にイチゴやバナナなどのフルーツを入れるなどの工夫を加えることで、子どもの食べやすい一味違った柏餅が楽しめますよ。

まとめ

「こどもの日」は、家族みんなで子どもの成長をお祝いする日です。

特別なメニューはもちろん、いつも食べている料理でも、少しアレンジを加えることで特別感が出て、お祝いにぴったりなメニューに変身します。

子どもと一緒に作ったり、かわいくアレンジしたりすることで、楽しい一日を過ごしましょう。