食欲の秋到来?! 夏の暑さで落ちた食欲を取り戻すためにも、旬の味覚を存分に楽しみたいもの。妊娠中期に入るとつわりも治まり、食欲が増してくる妊婦さんも多いでしょう。じつはこの時期から貧血と診断される妊婦さんが増えてきます。貧血は、微弱陣痛、切迫早産、異常出血などが起こりやすくなります。貧血予防のために、日頃の食生活を見直して、鉄分をしっかりとることが大切です。
妊婦さんはどうして貧血になりやすいの?
貧血とは血液中に含まれている赤血球や血色素(ヘモグロビン)が不足している状態をいいます。おなかの中の赤ちゃんは、母体の血液から酸素や栄養分を吸収するため、妊娠によって母体の血液量は増加しますが、赤血球の数よりも血液中の水分量が増えるため、赤血球は不足しがち。さらに、鉄分が優先的に赤ちゃんへ送られるため、妊娠中は鉄欠乏性貧血になりやすいのです。
鉄分たっぷりの食べ物といえば?
血色素(ヘモグロビン)の主な材料である鉄は、食べ物で補給するのが効果的です。妊娠中期から後期にかけて鉄分の1日の摂取基準量は21~21.5mg。鉄分がたっぷり含まれている食ベ物としては、ほうれん草、小松菜、ひじき、レバー、肉類、プルーンなどが知られています。また、アサリやシジミなどの貝類には鉄分とビタミンB12がたくさん含まれ、しかも低カロリーのおすすめ食材です。
プラスαで鉄の吸収をアップ!
妊娠中の貧血を予防するには、鉄分だけをとればいいというわけではありません。良質な動物性たんぱく質やビタミンCと一緒に食べると、鉄の吸収率が高まるといわれています。日頃の食事でバランスよく取り入れましょう。なお、鉄剤を処方されたらきちんと服用してください。
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特定非営利活動法人きずなメール・プロジェクト
同法人は「妊娠期から始める孤育て(孤独な子育て)予防」「コンテンツによる社会課題の予防・解消」を展開する子育て支援団体です。産前産後の母親やその家庭に、妊娠週日数や月齢に応じた赤ちゃんの成長の様子やアドバイスを送る事で、乳幼児虐待や産後うつなどを未然に防ぐことを目指しています。
※「妊婦手帳」は特定非営利活動法人きずなメール・プロジェクトより一部コンテンツの提供を受け運営しています。
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