出窓の魅力は?
家の壁面から突き出している「出窓」は、部屋にどんな効果をもたらしてくれているのでしょうか?
部屋が明るく開放的な雰囲気に
一般的な窓は、壁に沿って平面的に作られています。そのため、ひさしの陰に隠れてしまいがちで、なかなか日差しが入ってこないというケースもあるでしょう。
一方、出窓は壁面から突出した形をしています。外からの光が入りやすいため、部屋のなかがより明るく、開放的な雰囲気になるのが特徴です。
ガラス面が多い出窓なら、さらに光が入り込みやすくなり、奥行きも生まれます。
出窓には、室内を広く見せてくれたり、室内のインテリアを際立てくれたりする効果があるのです。
部屋のおしゃれ度をアップできる
出窓の窓台は、インテリア空間として活用することで、部屋のおしゃれ度を格段にアップさせることができます。
通常の窓は窓台が狭いため、物を置くには適していませんが、出窓なら窓台が広いため、人形やインテリア雑貨など、いろいろな物が置けるのです。
窓台に置いた雑貨は、日の光によく映えます。外から家を見たときも華やかに見えるため、外観にこだわりたい人にもピッタリです。
幅広く活用できる
インテリアとしての使い方以外にも、窓台の使い道はたくさんあります。
例えば、庭に面した出窓なら、窓台の下に椅子を置いて机として使うのもありです。昼間の明るい時間帯なら、電気をつける必要もありません。
また、棚やボックスを置いて収納スペースとして使うという方法もあります。
デザイン性の高い収納グッズを用いれば、おしゃれな雰囲気を保ったまま部屋を整理できるでしょう。
出窓と好相性のインテリア
出窓の効果が分かったところで、次は具体的なコーディネート方法を見ていきましょう。
「どんな物を使ったらセンスのよい出窓になるの?」「相性のいい雑貨やカーテンってどれ?」と悩んでいる人のために、出窓がより華やかに見えるインテリア術を取り上げていきます。
部屋のイメージに合わせたカーテン
出窓にカーテンを飾るなら、部屋のイメージに合ったものをチョイスしましょう。
ガーリーで上品な雰囲気を演出したいならレースカーテン、ゴージャスな印象にしたいならバルーンシェードがおすすめです。
ただし、出窓のなかにはカーテンレールが付いていないものもあります。その場合は、突っ張り棒を使って好きなカーテンを通すか、取り外し可能なカーテンレールを購入しましょう。
グリーンや多肉など観葉植物
窓台に植物を置くと、ナチュラルで落ち着いた雰囲気になります。
多肉植物なら「コチレドン」や「セダム」、観葉植物なら「ポトス」「ハートカズラ」などが、室内でも育てやすい植物です。子どもと一緒に水やりをすれば、会話の時間も増えるでしょう。
シンプルな部屋に飾れば、アクセントにもなります。プランターやスタンドを同じ色やデザインにすれば、統一感が生まれてより洗練された印象になります。
アンティーク雑貨やステンドグラスシール
アンティーク雑貨や、アロマキャンドルなどを飾るのもよいでしょう。木目調の棚やドライフラワーを上手に使えば、おしゃれ度はぐんとアップします。
部屋の雰囲気をガラリと変えたいなら、ステンドグラスシールを取り入れてみるのもよいでしょう。
光の入り具合によって色味が変化するため、時間帯ごとに違った雰囲気を楽しめます。「周りの家と差を付けたい」という人におすすめです。
出窓をインテリア兼収納に活用しよう
窓台はインテリアを置くだけでなく、収納スペースとしても使えます。空間を有効活用できるおすすめの収納術を紹介します。
出窓は見せる収納にピッタリ
木製の棚やブレッドケースなどの「見た目がかわいい」収納グッズは、出窓との相性が抜群です。
インテリア代わりにも使えるので、空間を最大限に生かしたおしゃれ収納として利用できます。
好みの収納がない場合は、棚を自作するのもよいでしょう。高さや幅を自分好みにできれば、より出窓にマッチしたデザインの棚に仕上がりますね。
小型シェルフや突っ張り棒を利用
収納に迷ったときは、小型シェルフを使って、出窓を縦に有効活用するのがおすすめです。
幅が狭いタイプのシェルフを使えば、ほかのインテリアとの併用も可能です。
部屋のテイストが北欧風やアメリカンであれば木製シェルフ、ジャンクスタイルであればステンレス製のシェルフがよく合います。
また、突っ張り棒を活用して、ドライフラワーやかごなどをつり下げてもおしゃれに演出できます。
まとめ
出窓はインテリアスペースとしても、収納スペースとしても活用できます。
部屋のイメージに合ったカーテンを付けたり、アンティーク雑貨・植物・棚などをうまく活用したりして、おしゃれな空間を作ってみましょう。