ティータイムを演出するおしゃれな急須

急須は、日々のティータイムだけでなく、ママ友や親せきにお茶を振る舞うときにも役立つアイテムです。
まずは、急須の形やティーポットとの違い、そして選ぶときのポイントをみていきましょう。
急須とティーポットって何が違うの?
急須は、注ぎ口から90度横に取っ手が付いている「横手」と呼ばれるタイプの容器です。
取っ手を持ちながらふたを押さえられるため、片手でも使いやすいというメリットがあります。
一方、ティーポットは輪状の取っ手が注ぎ口の正反対に付いている「後手」と呼ばれるタイプの容器を指します。
急須と比較すると、容器が大きめに作られているものが多いため、紅茶を保存するときも便利です。
お茶は急須、紅茶はティーポットで淹れるのが一般的ですが、茶こしやティーバッグを使えば、どちらでも淹れられます。
サイズ選びが味わいを左右する
ほどよい味わいのお茶を淹れるためには、お茶を飲む人数に合ったサイズを選ぶことが重要です。
急須が大きすぎると茶葉の苦みが出すぎてしまい、小さすぎると何度も継ぎ足す必要があります。
一般的な急須のサイズは2~3人用の200~340mlです。大きすぎないため、1人でお茶を飲むときも使いやすいでしょう。
家族みんなでお茶を飲むことが多いなら、3~4人用の340~480mlのサイズがおすすめです。来客が多い場合は4~5人用の480~600mlを選ぶと、お湯を継ぎ足す手間が省けます。
白を基調としたシンプルなデザイン

「急須を買うなら、部屋の雰囲気と合うデザインの商品が欲しい!」という人もいるのではないでしょうか?どんなインテリアとも相性のよい「白」をベースとした急須を紹介します。
上品な正統派 白山陶器 白磁立筋 急須
戦後に活躍した陶磁器作家「森正洋」のデザインを引き継いだ陶磁器メーカー「白山陶器」の商品です。この「白磁立筋」シリーズは、1978年にグッドデザイン賞にも選ばれました。
ふたや容器の側面部分にある立筋模様がアクセントになっており、シンプルながらも洗練された雰囲気に仕上がっています。
自然な白色のため、和モダンや北欧風などあらゆる雰囲気の部屋にしっかりとなじんでくれるでしょう。
注ぎ口の近くに茶こしが付いているため、茶葉をそのまま容器に入れられます。茶葉が舞いやすく風味も増すため、お茶本来の深い味わいを堪能できるでしょう。
モダンで飽きのこない KIHARA こだわりの茶葉ポット
滋賀県有田町の伝統陶磁器「有田焼」「波佐見焼」を販売しているメーカー「KIHARA」による、和モダンテイストの茶葉ポットです。
白い本体にグレーのふたという、ユニークな組み合わせが人目を惹き付けます。
容器が丸く、なかが広いため、茶葉が開きやすく風味も増します。日本茶だけでなく紅茶や中国茶などもおいしく淹れることのできるオールマイティーな商品です。
通常ティーポットは持ち手とふた部分が離れているのですが、この商品は持ち手が高い位置に設定されているため、ふたが押さえやすく中身がこぼれにくい構造になっています。
まさに、こだわりの逸品といえるでしょう。
カラー選びにワクワク 丈夫な個性派鉄器

シンプルな陶器の急須のほかにも、様々なデザインの急須があります。カラフルなものや、割れにくいものが欲しい人のために、色鮮やかな鉄器をピックアップしてみました。個性的な色合いやデザインが好きな人は要チェックです。
南部鉄器 急須 丸アラレ
岩手県を代表とする伝統工芸品「南部鉄器」の急須です。本体とふたの縁に施された「アラレ模様」が、エスニックな雰囲気を演出してくれます。
色は7色あり、どれも深みのあるマットな色合いが魅力的です。
紫色の「すみれ」や緑色の「もえぎ」は正統派和風テイストの部屋にぴったりでしょう。赤色の「あかね」はアンティーク風の部屋によく映えます。
鉄で作られているため陶器の急須よりも頑丈で、長持ちしやすいのが大きなポイントです。
くすみピンクがキュート cotta 鉄器急須
花を連想させる模様と、近年のトレンドカラーでもある「くすんだピンク」を基調としたデザインが魅力的です。
模様の縁や表面部分など、突出した部分が金色に輝いており、華やかさをプラスしてくれます。自宅での女子会にも活躍してくれるアイテムです。
表面の色は使っていくうちに落ちていくため、色味の変化も楽しめるでしょう。
急須の内側には、ガラス質を塗り固める「ホーロー加工」が施されており、さびににくくなっています。ざらざらしていない分、洗いやすいのもポイントです。
透明感にうっとりするガラス製

緑茶や紅茶の色味を楽しみたいのなら、透明感あふれるガラス製の急須がおすすめです。普段使いにぴったりの商品をチェックしてきましょう。
お家カフェを贅沢に演出 HARIO ジャンピングティーポット
容器のなかで茶葉が上下しやすい丸型タイプであれば、お茶の風味が存分に堪能できます。
本体は透明ですが、24金メッキで作られた茶こしが付いているため、ほどよくゴージャスな印象になっています。茶こしは取り外しができるため、茶葉が詰まったときも手軽にお手入れできるでしょう。
電子レンジで加熱できるのもうれしいポイントです。冷めてしまった際も温め直せるので、もう一度お湯を沸かす手間も省けます。
ポットと合わせて透明のティーカップを使えば、統一感が出ておしゃれ度がぐんと上がるでしょう。
満足の容量 KINTO UNITEA ティーポットセット L ガラス
2008年にグッドデザイン賞を受賞した、縦長フォルムが印象的なティーポットです。
茶こしが透明になっているのが特徴で、茶葉の開き具合やお湯への浸透度合いがよく見えるため、飲みごろを把握しやすいでしょう。
ふた部分は中空になっており、中身が熱くても押さえやすいのもうれしいポイントです。容量は720mlとかなり多めになっているため、大人数でお茶を飲むときにはぴったりでしょう。
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口が広く洗いやすい ニトリ 茶々急須
安定感のある平たいフォルムが特徴的です。口径が狭い急須やティーポットにはスポンジが入りにくいケースもありますが、ふたを付ける口径部分が広いため、洗うときも底の方までしっかり手が届きます。
注ぎ口も短いため、茶渋が注ぎ口にたまる心配もありません。茶こしを外せば電子レンジで温められますし、食洗器にも入れられます。実用性抜群のティーポットといえるでしょう。
700mlと容量は多めですが、茶こしとティーポットの底が離れていないため、少量のお湯でもお茶を淹れやすいというメリットもあります。
大人数と少人数、どちらにも対応してくれる商品です。
まとめ
急須や茶葉ポットには、たくさんの種類があります。新しく購入するときは、サイズだけでなく、色・形・素材などをチェックして、自分の部屋の雰囲気に合った商品や、実用性の高い商品を選びましょう。