カーペットの掃除の頻度は?

床面に敷いて使うカーペットは、意外と汚れているものです。よくよく顔を近づけてみれば、ホコリや髪の毛、小さなゴミなどが付着しているのが分かるでしょう。
カーペットをきれいに保つには、どのくらいの頻度で掃除すべきなのでしょうか。
週2~3回は掃除を
カーペットを気持ちよく使うなら、週2~3回は掃除したいところです。空気中に舞うゴミやホコリは、最終的にカーペットの上に落ちてきます。きちんと取り除かなければ、ホコリやゴミの堆積は避けられません。
また、人間の皮脂や髪の毛、食べこぼしはダニのエサとなります。これを放置すればカーペットにダニが繁殖し、体がかゆくなったりアレルギーを発症したりすることもあるでしょう。
安心してカーペットに触れられるよう、こまめな掃除を習慣化することが大切です。
カーペットの基本の掃除方法

たとえ毎日カーペットの掃除をしていても、やり方によっては奥のゴミまでは取れません。掃除をするときは、ポイントをおさえて効率良く取り組みましょう。
日々のカーペット掃除で行うべき、基本の掃除方法を紹介します。
毛並みを確認
掃除機をかけたり拭き掃除をしたりするときは、カーペットの毛の流れをよく見ましょう。毛が寝たままの状態で掃除をしても、表面の汚れしか取れません。奥の汚れまで取り除くには、寝た毛を立たせてゴミやホコリをかき出す必要があります。
まず、掃除機をかける際は、縦・横それぞれの方向からかけます。方向を変えて掃除することで、見逃しがちな小さなゴミやホコリも吸引しやすくなるのです。
カーペットを拭き掃除する際も手順は同じです。洗剤を含ませた布を縦・横など多方向に動かします。根元の汚れまで落とせれば、カーペットの快適さは格段にアップします。
押さえつけない
カーペット掃除では、力を抜いてゆっくりと掃除することも大切です。汚れやホコリを取り除こうと、掃除機をかける手についつい力が入っていませんか?
上から強くおさえると、かえってゴミが取れにくくなります。やさしくゆっくりとヘッドを動かして、根元に空気を含ませることが大切です。こうすれば掃除機がゴミを吸引しやすくなり、効率良く掃除できます。
布などを使って拭き掃除する際も、押さえつけるのはNGです。汚れが落ちにくいときは、何度も叩いたりつまんだりするとよいでしょう。
裏側も忘れずに
カーペットの裏側を掃除すると、熱や湿気がこもるのを防げます。小さなゴミやホコリは裏側まで入り込んでいるため、裏側にまで掃除機をかけるのがおすすめです。
カーペットに湿気がこもると、ダニやカビが繁殖する原因となります。ダニもカビも乾燥が苦手ですから、こまめに裏側を掃除して風を通し、通気性を確保しましょう。
ダニは、室温が20~28度、湿度60~80%で活性化するといわれます。梅雨時などは、特にこまめに掃除しておくことが大切です。
天気のいい日は丸洗い
カーペットの汚れが目立ってきたりシーズン終わりに保管したりなどするときは、丸洗いして汚れを一掃しましょう。
ただし、カーペットに湿気は厳禁ですから、雨天や曇天での洗濯は避けねばなりません。天気予報をチェックして、晴れの日が2~3日続くときがベターです。
洗濯の際は、事前に大きな汚れやゴミは取り除いておきます。汚れた部分を表にして洗濯ネットに入れ、いつもと同じ手順で洗いましょう。
洗濯が終われば、直射日光を避け、陰干しします。このとき、カーペットのすみずみまで乾くよう、裏表を返しながら干すことがポイントです。
