生タケノコって貴重なの?
タケノコは竹の地下茎のため、イネ科に属しています。漢字で書くと「筍」。これは「一旬」(10日間)で竹になることが由来です。このため採れる期間が限られており、貴重な食材といわれることも。また、収穫後はすぐにアクが増えるため、すぐに茹でる必要があるそうです。
時間を経るとアクに変化する物質は、アミノ酸の一種であるチロシン。茹でた際には白い結晶として現れます。チロシンにはアドレナリンなどを作る効果があり、脳の働きを活発にしてくれるそう。初夏の気候にぼんやりしがちないまこそ必要な食材ですね。
食用のタケノコには「真竹(マダケ)」「淡竹(ハチク)」などいくつかの種類があります。日本のスーパーに並んでいるものは、ほとんどが「孟宗竹(モウソウチク)」だそう。“春の味覚の王者”と呼ばれる「孟宗竹」には、やわらかく独特の旨味がありますよ。
ビールが進む! 「タケノコのチーズフリット」レシピ
今回ご紹介するレシピは、おつまみにピッタリな「タケノコのチーズフリット」。カラッと揚げてシンプルに塩&黒コショウか、マヨネーズとケチャップを混ぜたオーロラソースなどでいただくのがオススメです。
<材料>
・茹でタケノコ 1本
・小麦粉 大さじ1
・揚げ油 適量
<衣の材料>
・小麦粉 80g
・炭酸水 1/2カップ
・ベーキングパウダー 小さじ1
・塩 少々
・ドライパセリ 小さじ1/2
・粉チーズ 大さじ2
<レシピ>
1. タケノコを食べやすい大きさに切り、表面に小麦粉をまぶします。
2. ボウルに衣の材料をすべて加え、泡立て器でなめらかになるまで混ぜ合わせます。
3. タケノコを2の衣にくぐらせ、170度の揚げ油で衣がカラッとするまで揚げたら完成です。
自宅ですごす時間が多くなった今、宅飲みのお供にいかがでしょう? 旬のやわらかいタケノコをぜひ味わってください。