命を守り抜くために、どんな行動をとりますか? 地震災害の時間割

命を守り抜くために、どんな行動をとりますか? 地震災害の時間割

3、10分〜半日後 「街・隣近所を守る」隣近所の安否確認と助け合いの時間帯

余震に気をつけながら、非常持ち出し品を確認しましょう。必要な時にすぐに避難できるように、非常用持ち出し袋に必要なものを足すなどしておきます。避難先の確認や、自分は何ができるかなどを考えてください。

外へ出てみて、まわりの様子を確認してみましょう。

隣近所で声を掛け合って、火災などが発生していないか、家屋の倒壊や家具の転倒などで下敷きになっていたり行方が分からなくなっている人がいないか、確認しましょう。下敷きになっているような人がいたら、協力しあって救出・救護します。ケガをしている人がいたら、できるだけ安全な場所に移して応急手当てをして、医療機関への搬送に協力しましょう。

特に、ご近所にご高齢の方や小さなお子さん、妊婦さん、障がいのある方など、配慮が必要な人(災害時要配慮者)がいる場合には、すぐに駆けつけて安否確認し、安全な場所への避難を誘導してください。

近隣で出火を発見したら、「火事です」と大声で隣近所に知らせましょう。自分だけでなんとかしようとせずに、協力を求めることが大切です。隣近所の人たちは、消火器や水を入れたバケツなどを持ってかけつけて、協力して初期消火を行うようにしてください。

4、半日〜3日後 「生活を守る」自分でしのぐ時間帯

この頃になると、少し落ち着き始めます。「とりあえず、生活をしていく」段階に入っていきます。ただし、大規模な地震が発生した場合には、電気や水道などのライフラインは途絶えているはずです。食料の流通も途絶えていて、コンビニやスーパーも被災しているため、新たに飲み物や食料を買い足すこともままならないはずです。避難所でも、飲み物や食料の配給は、まだ十分におこなわれないかもしれません。
こうした不便を強いられる生活環境の中で、備蓄しておいた飲料水や食料などでしのいでいかなくてはなりません。
隣近所で食材を持ち寄って炊き出しをしたり、知恵と工夫と努力で、生活を守っていきましょう。

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