あなたはブランド品が好きですか――自分には不釣り合いだからと考えて買うのを控えているのなら、それはちょっと間違いかもしれません。逆に、魅力的になりたい人はブランド品を買うべきなんです。その理由を解説していきましょう。
■自分の周りにあるものは自分と同じ!?
あなたには「着ている服を周りが褒めてくれてうれしくなった」という経験はないでしょうか?
これは実際にはあなたが褒められたわけではないのですが、人は“自分の周りにあるものを自分自身と同じだと認識する”ため、自分自身が褒められたような気分になるのです。これを心理学では「拡張自我」と呼びます。
拡張自我は服だけに留まりません。例えば、アクセサリーや職業、友人なども自分とイコールと感じるように人間の脳はできているのです。
■ブランド品を持っていると魅力的になるワケ
ではなぜ、魅力的になりたければブランド品を買うべきなのかは、この拡張自我で説明できます。
ブランド品は質が高く、身に着けていると自然と背筋が伸びるような感覚になりませんか? それは、それを着けていることで自分自身の価値が高まったと感じることができるため、振る舞いも自然とそれに沿ったものになっていくからです。ですから、ちょっと背伸びをしてでもブランド品を持つことは、かなり費用対効果が高い行為なのです。
■人を褒めるときにも使える拡張自我
拡張自我は誰もが持っている心の動きです。そのため、人を褒めるときにも使えます。例えば、相手の持ち物やアクセサリーなどを褒めれば、相手は自分自身を褒められたのと同じように喜んでくれるはず。なので、会話に困ったらとりあえず相手の愛用品を褒めてみるのも、コミュニケーションとしては正解かもしれませんね。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。
配信: アサジョ