置き去り対策への課題は「人手不足」「費用」「教育と研修」
「通園バスの置き去り対策について、どのような課題を感じていますか?(複数回答可)」との質問では、「人手不足(38.7%)」と回答した人が最も多く、次いで「費用が高い(35.4%)」「運転手や補助員の教育と研修の継続的な実施(30.8%)」となりました。
この回答から対策の実施における人材や資金の確保に課題を感じている園が多いことが明らかになりました。十分な対策を講じるためには、この問題を解決する必要があるようです。
「安全対策について、どの程度の月額費用をかけることができますか?」では、「〜5,000円以下(12.0%)」「5,001円〜10,000円以下(29.3%)」「10,001円〜30,000円以下(35.2%)」「30,001円〜50,000円以下(15.5%)」「50,001円以上(8.0%)」となりました。
多くの経営者が安全対策に一定の費用を割く意向を示している一方で、限られた予算内での対応が求められている現状もうかがえます。
置き去り対策をしていない園への保護者の印象は?
ここからは通園バスを利用して幼稚園に登園させている保護者に聞いています。
「置き去り対策をしていない園に対してどのように感じますか?(複数選択可)」と質問したところ、「絶対に通わせたくない(56.9%)」との回答が最も多く、次いで「安全意識が低い(54.0%)」「子どもの安全を軽視している(44.7%)」となりました。
保護者は置き去り対策の不備を非常に深刻に捉えており、園の安全対策が不十分であることは、信頼を損なう要因となっていることが明らかになりました。
配信: マイナビ子育て