気象庁によると(※1)、2024年の地震発⽣数は8⽉1⽇時点で2,800回を超えており、過去5年間における1年の地震発⽣数をすでに⼤きく上回る数となっています。震度7を観測した能登半島地震や、震度6弱を観測した豊後⽔道地震、その他にも震度5強が9回、震度5弱が11回と規模の⼤きい地震が相次いで発⽣しています。
ソニー損保が実施した地震に関する防災意識や地震保険の加⼊状況の実態(2024年)をご紹介します(※2)。
この記事が、防災について意識を⾼め、地震や豪⾬などの⾃然災害に対する認識を深めることに繋がれば幸いです。
※1 気象庁「震度データベース検索」の検索結果をもとに表を作成(2024年8⽉1⽇時点)
https://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/index.html
※2 防災の⽇(9⽉1⽇)に合わせ、全国の持ち家で⽕災保険に加⼊している1,000⼈を対象に、防災と地震保険に関する意識調査を実施
[調査概要:ソニー損保 防災意識に関する調査]
・調査対象者:持ち家家庭で⽕災保険に加⼊している⼈
・サンプル数:1,000名
・調査⽅法:インターネット調査
・調査期間:2024年7⽉22⽇〜7⽉24⽇
<全国エリア別防災意識ランキング2024>第1位は「東海エリア」最下位は「中国エリア」
地震対策の10項⽬を実践しているか1項⽬1pt、10pt満点で調査を⾏ったところ、全国の10エリア別で順位化した<全国エリア別防災意識ランキング2024>では、東海エリア(4.58pt)が最も防災意識が⾼く、中国エリア(3.31pt)が最も防災意識が低いという結果になりました。前回の調査と⽐較すると、順位の変動はあるものの、全国的に数値が上昇しており、防災意識が⾼まっていることがうかがえます。
最も⾏われている地震対策は「災害が起きたときの避難場所や避難経路の確認」が約6割(61.8%)と最も多く、「避難訓練や防犯訓練の参加」が約2割と最も実施している⼈が少ない結果となりました。
地震保険加⼊率1位は「四国エリア」、最下位は防災意識ランキングと同じく「中国エリア」
地震保険加⼊率(※建物・家財両⽅の加⼊)をエリア別でみると、四国エリアの地震保険加⼊率は7割と他のエリアを⼤きく上回り、災害への意識の⾼さが反映されていることがわかります。
⼀⽅、中国エリアでは、地震保険の加⼊率が約4割(47.0%)にとどまり、他のエリアと⽐べると災害に対する備えが不⾜していることがわかりました。
前回調査時の加⼊率と⽐較すると、順位の変動はあるものの、四国エリアと九州・沖縄エリアは依然として上位を維持しており、さらに加⼊率が増加しています。これに対して、最下位の中国エリアは昨年と⽐較して加⼊率が1割減少しており、災害への備えに対する意識がさらに低下していることが⽰されています。
配信: moshimo ストック