投資を始めるなら
「新NISA」を利用して投資を始めるならば、以下の方法で始めるとよいでしょう。ただし、投資はあくまでも自分自身の判断で、自分の責任で行うことを銘記してください。
1. 金融機関を選んで申し込む
NISA口座は、銀行や証券会社など多くの金融機関で、1人1口座開設することができます。ただし、金融機関によって購入できる商品が限られる場合がありますので、より多くの商品を購入することができる金融機関を選びましょう。
NPO法人確定拠出年金教育協会では、金融機関の口座を比較できる「新NISAナビ」(※3)を運営していますので参照するとよいでしょう。
2. 「新NISA」の「つみたて投資枠」から始める
これから投資を始める方が、非課税口座である「新NISA」を使わない手はありません。また、投資の基本は分散・積立・中長期運用ですので、「つみたて投資枠」を利用して、金融庁が定める基準に適合した投資信託を毎月積み立てることをお勧めします。
3. いくらから始めるの?
投資に回すのは、あくまでも余裕資金にとどめましょう。今まで銀行に積み立ててきた資金の一部を投資に回す方法や、お小遣いの一部を削って投資する方法がよいでしょう。必要不可欠な生活費を削ってまで投資することは、お勧めできません。
4. どの銘柄を選ぶの?
投資信託は複数の株式や債券などを組み合わせた商品で、銘柄ごとにその構成は異なります。
したがって、投資信託を選ぶ場合には、その構成内容と割合を目論見書で確認しましょう。投資初心者の方は、国内外の株式や債券を組み合わせた、複合資産型の投資信託を選ぶとよいでしょう。前述した「新NISAナビ」では、銘柄を比較検討することができるようになっていますので、利用するとよいでしょう。
まとめ
NISAは、個人投資家が利用できる非課税口座です。投資の基本は、分散・積立・中長期運用です。投資を始めるなら「新NISA」の「つみたて投資枠」を利用して、投資信託を毎月一定額ずつ積み立てましょう。
ただし、生活費から資金を捻出して投資すると、わずかな値動きにハラハラドキドキするばかりか、下落時に売却せざるを得ないことになりかねませんので、生活費を削ってまで投資することはお勧めできません。
出典
(※1)金融広報中央委員会 知るぽると 運用は気長に行って、時間を味方につけましょう!
(※3)特定非営利活動法人 確定拠出年金教育協会 新NISAナビ
執筆者:辻章嗣
ウィングFP相談室 代表
CFP(R)認定者、社会保険労務士
配信: ファイナンシャルフィールド
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