50度以上に!日差しの強い日は「自動車」と「ベビーカー」の子ども熱中症に注意

第901回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
まだ5月…のハズなのに! 攻撃的な日差しに、日傘&UVケアグッズが手放せないママたちも少なくないのでは? 毎年猛暑のニュースとなると必ず登場する群馬県の舘林市ではやはり猛暑となったようで、21日には35.3度を記録したといいますから、熱中症には注意が必要です。

●フードが付いたベビーカーでも熱中症に注意

強い日差しにより注意すべきなのは、体力の弱い高齢者や小さいお子さま。ベビーカーには日差しよけのフードもついていますが、子どもと大人では暑さの感じ方が異なること。何より、背が低く、路面に近い子どもは大人よりも暑さにさらされているため注意が必要です。

いったいベビーカーの子どもたちは、どのくらいの温度にさらされているのか? 防犯対策やセキュリティ・警備のセコム株式会社が公開している『子どもの安全ブログ』上では、実際にセコム本社付近で温度検証を実行。すると、ベビーカーの人形頭部近辺の温度は50度を示したというから驚き! 検証を行ったのは7月8日と、今よりもずいぶん日差しが強いことは想像されますが、この日の東京都心の気温は午後1時で34.9度。前述、21日の舘林の方が暑いことから、まだ夏でないから安心…というわけにはいかないようです。その日の最高気温に注意しましょう。

●日差し同様に車中の熱中症も要注意

また、この時期注意したいのは車中の熱中症事故。2011年7月にJAFが実施した「子どもの社内事故に関するアンケート調査」結果によると、「子どもを車内に残したまま車を離れたことがある」と回答した人は、回答者7048人中28.2%程度と、かなり多いのです。

JAFユーザーテストによると、日差しの強い気温35度の日にサンシェードや窓開け、エアコン作動など何も対策を施さずに放置した場合、黒い車では社内温度が57度になったそう。ちなみに、白い車の場合は52度と黒い車よりは少々低いものの、危険な温度であることは変わりありません。自家用車が黒であり、小さいお子さまがいるご家庭は、日差し対策を万全に。そして、子どもの車中放置によりいっそう注意しましょう。
(文・暑中坂ゆみ/考務店)

参考 『子どもの安全ブログ』
https://www.secom.co.jp/kodomo/p/20130712.html

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