災害時の情報収集。さまざまな手段とメリットを知って使い分けよう

災害時の情報収集。さまざまな手段とメリットを知って使い分けよう

固定電話・災害用伝言ダイヤル

スマートフォンが使えない時や、スマートフォンを使わない人に連絡をするときには固定電話で連絡をすることとなりますが、災害直後には電話回線が混みあってつながらないことがあります。
この様なときには、公衆電話は優先的につながりやすくなっていますので、公衆電話を利用することも一つの手段として覚えておいてください。

また、電話を使って伝言を残せる「災害用伝言ダイヤル」という仕組みもあります。
災害により電話が使えなかったり、電話をかけるタイミングと取るタイミングが合わなかったりしても、予め伝言を録音しておき後で聞くことができるため、インターネットなどが使えない場合にはとても役に立ちます。
いざという時に使えるよう、家族や親しい人で使い方を共有しておきましょう。

災害用伝言ダイヤル171の使い方と意外なポイント。身近な人と使い方を決めておこう

テレビ・ラジオ

テレビやラジオからの情報は放送局内でチェックされているため、個人から発信される情報よりも信頼性が高くなっています。
その反面、テレビは放送されるエリアが広くなりますので、細かい地域の情報をすべて伝えることは難しくなります。テレビに比べてFMラジオは放送される地域が狭いため、細かな地域ごとの情報が得られるといったメリットがあります。ただし、ラジオではテレビのように一度にたくさんの情報を映し出せないため、自分の知りたい情報を得るには時間がかかるかもしれせん。

その他のラジオの大きなメリットとして、電池で長時間使用できることがあります。ラジオを聞く習慣が無い方や、インターネットのアプリでラジオを聞く方は、災害用のラジオとあわせて電池も備蓄しておくようにしましょう。
なお、多くの人が1つの空間で過ごす避難所では、ラジオの音が他の人の迷惑となることがあります。新しく購入する際には、イヤホンが使えるものがおすすめです。

情報収集の手段にはそれぞれメリット・デメリットがあり、災害の状況によって使えるものも変わってきます。
どのような時にも安全に過ごせるように、しっかりと準備をしておきましょう。

参考資料

南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ
南海トラフ巨大地震の被害想定について(第二次報告) ~施設等の被害 【定量的な被害量】~

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配信元

moshimo ストック
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私たち moshimo ストックは「もしも」のための防災情報メディア。 最近、地震や台風がよく起きるようになって心配。 防災をしようと調べてみたものの、何から始めればいいの…? 私たちも始めは知ることがたくさんあって、防災ってちょっと難しいな…と思いました。 でも、ちょっと待って下さい! もし何の準備もなく災害にあってしまったら大変です。 防災は少しずつでも大丈夫、「もしも」のための準備を始めませんか?
私たち moshimo ストックは「もしも」のための防災情報メディア。 最近、地震や台風がよく起きるようになって心配。 防災をしようと調べてみたものの、何から始めればいいの…? 私たちも始めは知ることがたくさんあって、防災ってちょっと難しいな…と思いました。 でも、ちょっと待って下さい! もし何の準備もなく災害にあってしまったら大変です。 防災は少しずつでも大丈夫、「もしも」のための準備を始めませんか?