研究グループが発表した内容への受け止めは?
ブラジルのサンパウロ大学らの研究グループが発表した内容への受け止めを教えてください。
勝木先生
マイクロプラスチックによる環境汚染は、健康に関する新たな懸念事項となっています。
これまでも肺や腸などの臓器でマイクロプラスチックが検出されていましたが、脳で発見されたのは初めてです。脳には、血液中の物質が簡単には届かない「血液脳関門」というバリアがあるのですが、それを超えてマイクロプラスチックが脳に届いているというのは驚きです。もしくは、鼻から直接神経に入り込んだ可能性もあります。マイクロプラスチックによる脳の健康への直接的な影響は現時点で不明ですが、マイクロプラスチックによる環境汚染が様々な臓器に影響を与え得ることを示唆する報告です。
今後もマイクロプラスチックに関する研究やどのような病気が起き得るのか報告が期待されます。
まとめ
ブラジルのサンパウロ大学らの研究グループは、「ヒトの脳内で嗅覚を司る嗅球からマイクロプラスチックが検出された」という研究結果を発表しました。環境だけではなく人体へも影響を及ぼすことが示され始めているマイクロプラスチックが脳内から見つかったことは、大きな注目を集めそうです。
配信: Medical DOC
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