米を煮て蒸らす湯取り法
私たちが普段よく使用している炊飯法は「炊き干し法」と呼ばれるもの。簡単に説明すると、炊き初めの水が多い状態のときは煮る状態で、水分が少なくなると蒸す状態になる炊飯法です。
一方で、「湯取り法」というのは、多めの水を入れた鍋に米を入れて沸騰したらざるにあげて、蒸籠などで蒸す方法(湯取り法には諸説あり、煮るだけで蒸さない方法もある)。
湯取り法は時間がないときいいかも
そこで、実際に湯取り法で炊飯した湯取り飯がどんなものなのか? 今回は以下の手順で炊いてみました。
【手順】
1)多めに水を入れた鍋に米を入れる
2)沸騰したら米をざるにあげる
3)蒸し器でしばらく蒸したら完成
自宅に蒸し器がなかったため、水を張った深めの鍋底にしょうゆ皿を敷き詰め、その上に米の入ったざるを置いて蒸しました。炊きあがったのが下の画像。

いつも炊飯器で炊いているようなツヤツヤに輝く白飯にはならず、もちもち感もあまりない。どちらかといえば、一度水洗いしたようなさっぱりとした食感に。もちもちした白飯よりも、お茶漬けに入っている米のようなサラサラした食感が好みなら、ピッタリの炊飯法かもしれません。また、全行程を合わせても20分程度で炊けるので、「早くお米を炊きたい」ときにもよさそうです。
今回は、白米を炊いてみましたが、玄米や雑穀米、タイ米など、いろんな種類のお米で試すと、新しいおいしさに出合えるかも!? 気になるママは、ぜひチャレンジしてみて。
(文・山手チカコ/考務店)
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