「舌苔」になりやすい人の特徴はご存知ですか? 原因・症状を併せて医師が解説

「舌苔」になりやすい人の特徴はご存知ですか? 原因・症状を併せて医師が解説

舌苔の治療

舌苔は病気ではないため、投薬などはありません。
舌ブラシを用いて、舌苔を取り除くことが効果的です。
舌ブラシは歯ブラシより柔らかく舌の清掃に向いています。

舌の清掃は、舌苔のついている箇所を確認し、水で濡らした舌ブラシを奥から手前に引くようにして行います。
力を入れすぎると舌が傷ついてしまうため、力を入れずに舌ブラシの先に汚れがついて来なくなるまで繰り返し行うことが効果的と言われています。
舌の清掃の頻度は1日に1回程度が推奨されています。
歯磨きや舌の清掃を行い、口の中の環境を常に清潔にしておくことが重要だと言われています。

舌苔になりやすい人・予防の方法

舌苔は病気ではないため、健康な人であっても舌苔がつく可能性があります。
まず、舌苔のつきやすい習慣などについて、紹介・解説します。

食後や寝る前の歯磨き習慣がない、間食が多い

口の中が不潔な状態であり最近が繁殖しやすい可能性があります。

口呼吸または口が開く癖(鼻詰まりがある、いびきをかく、歯並びが悪いなど)、喫煙習慣がある

口腔内が乾燥する可能性が高い状態です。

会話が少ない

舌の動きが低下するため、舌の自浄作用が働きにくい状態です。

口から食事ができない

病気や寝たきりで口から食事ができないと唾液の分泌量が減少します。

次に、舌苔を予防する方法についてご紹介します。

歯磨きや舌ブラシを使って口の中を清潔に保つようにすることが重要だと言われています。

口呼吸や喫煙習慣は口の中を乾燥させる原因となるため、見直す必要があります。

会話の機会を増やすことは、舌の運動が増え自浄作用を促進させる可能性があります。

食事をよく噛んで食べることは、唾液の分泌量が増えるため重要です。
寝たきりのかたのケアについては、口の中を乾燥させないように保湿剤などを用いて湿潤環境を維持することが重要です。
また口から食事をしていない場合でも、歯磨き・舌磨きを行うことが重要だと言われています。

参考文献

JDA パーク

舌清掃の口腔衛生的意義と方法

厚生労働省e-ヘルスネット要介護高齢者の口腔ケア

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