ぎっくり腰の前兆や初期症状について
ぎっくり腰の前兆や初期症状は、急な痛みとして現れることが多いです。しかし、そのきっかけにはいくつかのサインが見られます。この章では前兆と初期症状を解説していきます。
ぎっくり腰の前兆
ぎっくり腰の前兆として腰に違和感や軽い痛みを感じるようになります。これは、腰部の筋肉や靭帯が疲労や緊張によってダメージを受けているサインかもしれません。
その他に感じる前兆としては、腰に重だるさを感じたり、突っ張り感を覚えたりすることがあります。これは、筋肉や靭帯が緊張している状態を示しており、これ以上の負荷がかかるとぎっくり腰を引き起こします。さらに、腰を動かしただけで軽い痛みを感じることもあり、このような症状が確認できた時に適切な対応をすると、ぎっくり腰の予防につながります。
ぎっくり腰の初期症状
最もわかりやすい初期症状は、突然来る激しい痛みです。この痛みは、腰を動かすことのできない強烈な痛みで、発症した人は動くことが難しくなります。痛みの範囲は腰全体に広がり、多く。痛みとともに腰の筋肉が硬直し、触れると硬く感じることもあります。
ぎっくり腰の初期症状が現れた時は、無理に動かさずに、安静にすることが大切です。
その後、痛みが改善しない場合は整形外科を受診して、症状の緩和に努めましょう。
ぎっくり腰の検査・診断
問診
ぎっくり腰の検査と診断は、主に問診と身体検査によって診断されます。いつから痛みが始まったのか、どのような動作がきっかけで痛みがでたのか、痛みの強さや部位について確認していきます。
身体検査
状況を把握した後に、身体検査を行います。腰の状態を視診や触診で確認し、痛みの部位や範囲、筋肉の緊張状態を把握します。他にも、腰を動かした際の痛みの程度や、どの動作で痛みが出るのか確認することも重要です。この確認で、腰部の筋肉や靭帯の損傷状態を把握します。
MRI・X線検査
腰の状態によっては、X線検査やMRIなどの画像検査を行うときもあります。腰椎やその周辺の状態を詳しく調べる際に有効で、痛みが長引く場合や他の疾患が疑われる場合は、画像検査を行うことが多いです。X線検査では骨の状態を確認し、MRI検査では筋肉や靭帯、椎間板などの軟部組織の状態を詳しく調べられます。
配信: Medical DOC