ぎっくり腰の治療
ぎっくり腰の治療は、痛みの緩和と炎症の抑制が中心となります。この章ではそれぞれの治療法を解説します。
安静
初期段階で、痛みが強いときは無理に動かさないようにするのが望ましいですが、可能な範囲で動いて構いません。
温熱療法
温めることで筋肉の緊張がほぐれ、血流が改善され、回復が早まります。
薬物療法
薬物療法もぎっくり腰の治療に効果的です。鎮痛薬や消炎薬を使用することで、痛みや炎症を抑えられます。これらの薬は医師の指導のもと使用し、適切な量を守って利用しましょう。筋肉の緊張を緩和するための筋弛緩薬が処方されることもあります。
運動療法
運動療法では、ストレッチや運動を実施して痛みの軽減を図ります。痛みが和らいできたら、腰部の筋肉をほぐすためのストレッチを行うと効果的です。また、腹筋や背筋を強化することで、腰部の負担を軽減できます。これにより、再発防止にもつながります。
ぎっくり腰になりやすい人
この章では、ぎっくり腰を発症しやすい人の特徴について解説していきます。
運動不足
ぎっくり腰になりやすい人は、運動不足の方が多いです。運動不足により筋力が低下し、腰部に負担がかかりやすくなります。結果的に体の血流も悪くなるため、ぎっくり腰になる可能性が上がります。
過度なストレス・長時間の同じ姿勢
過度なストレスや長時間同じ姿勢でいることも原因の1つです。特にデスクワークをしてる人、重労働をしている人、長距離運転手などは、ぎっくり腰になりやすいです。長時間同じ姿勢を保つことで、筋肉の血流が悪くなりぎっくり腰を発症します。
姿勢の悪い人
日常生活の中で姿勢が悪い人もぎっくり腰になりやすいです。背中を丸めた姿勢のまま仕事をしたり、腰を反らせすぎて活動をしたりすると、腰部に過度な負担をかけます。そのため日常生活の中で姿勢を意識することは大切です。
配信: Medical DOC