「鼻中隔湾曲症」になりやすい人の特徴はご存知ですか? 原因・症状を併せて医師が解説

「鼻中隔湾曲症」になりやすい人の特徴はご存知ですか? 原因・症状を併せて医師が解説

監修医師:
渡邊 雄介(医師)

1990年、神戸大学医学部卒。専門は音声言語医学、音声外科、音声治療、GERD(胃食道逆流症)、歌手の音声障害。耳鼻咽喉科の中でも特に音声言語医学を専門とする。2012年から現職。国際医療福祉大学医学部教授、山形大学医学部臨床教授も務める。

所属
国際医療福祉大学教授
山王メディカルセンター副院長
東京ボイスセンターセンター長

鼻中隔湾曲症の概要

鼻中隔湾曲症とは、骨と軟骨でできた鼻中隔という鼻腔を左右に分ける仕切りが、中心からずれている状態を指します。
軽度の鼻中隔湾曲症は多くの人でみつかり、約80%の人で何らかの鼻中隔の歪みがあるとも言われています。
しかし、多くの場合は症状がないか軽微であり、治療を必要とするのは呼吸に著しい問題を引き起こす重度の場合のみです。

鼻中隔弯曲の原因

鼻中隔弯曲の主な原因には以下のようなものがあります。

1. 先天的要因

生まれつき鼻中隔が曲がっている場合があります。

2. 発育過程

成長に伴い、鼻中隔が片側に傾くことがあります。

3. 外傷

鼻への怪我や衝撃により、鼻中隔が曲がることがあります。

4. 難産

出産時の圧力により、新生児の鼻中隔が曲がることがあります。

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