「鼻中隔湾曲症」になりやすい人の特徴はご存知ですか? 原因・症状を併せて医師が解説

「鼻中隔湾曲症」になりやすい人の特徴はご存知ですか? 原因・症状を併せて医師が解説

鼻中隔弯曲の前兆や初期症状について

鼻中隔弯曲の症状は個人差が大きく、軽度であれば多くは無症状です。
主な症状には以下のようなものがあります。

1. 鼻づまり

特に片側の鼻が詰まりやすくなります。

2. 呼吸困難

鼻呼吸が困難になることがあります。

3. 頻繁な副鼻腔感染

鼻腔内の空気の流れが悪くなることで、副鼻腔炎を起こしやすくなります。

4. 鼻血

鼻中隔の表面が乾燥しやすくなり、鼻血が起きやすくなります。

5. 顔面痛や頭痛

鼻腔内の圧力変化により、痛みを感じることがあります。

6. いびきや睡眠時無呼吸

鼻呼吸が困難になることで、睡眠の質が低下することがあります。

鼻中隔弯曲は、多くの場合深刻な健康上の問題とはなりませんが、呼吸困難や慢性的な鼻づまり、頻繁な副鼻腔感染などの症状が生活の質に影響を与える場合は、耳鼻いんこう科を受診することをお勧めします。
適切な診断と治療により、症状の改善が期待できます。

鼻中隔弯曲の検査・診断

鼻中隔弯曲の診断は、主に以下の方法で行われます。

1. 問診

症状や既往歴、生活習慣などについて詳しく聞き取りを行います。

2. 鼻腔内の視診

鼻鏡を使用して鼻腔内を観察し、鼻中隔の状態を確認します。

3. 内視鏡検査

より詳細に鼻腔内を観察するために、内視鏡を使用することがあります。

また、自己診断の方法として、以下のような簡単なテストがあります。

1. 鏡で鼻の下を観察し、左右の鼻孔の大きさが異なっていないか確認する。

2. 片方の鼻孔を押さえて呼吸し、左右で呼吸のしやすさに違いがないか確認する。

ただし、正確な診断には医療専門家による診察が必要です。

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