肺がん発覚のきっかけについてよくある質問
ここまで肺がん発覚のきっかけ・検査の内容・早期発見のポイント・予防法などを紹介しました。ここでは「肺がん発覚のきっかけ」に関するよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
肺がんの初期段階での生存率はどのくらいですか?
山下 正勝 医師
2024年時点の肺がん初期段階(I期)と診断された患者さんの、3年後の生存率は83.2%、5年後の生存率は74.0%です。なお生存率とは、診断から一定期間後に患者さんが生存している確率を指します。
肺がんのリスク因子を教えてください。
山下 正勝 医師
肺がんのリスク因子には以下のようなものが挙げられます。
喫煙・受動喫煙している
汚染物質と接触する環境にいる
遺伝子的に肺がんになりやすい
該当する患者さんは定期検査を受ける、リスク因子を遠ざけるなどの方法でリスク管理をしましょう。
編集部まとめ
肺がんは自覚症状なく進行する病気です。肺がんを発見するためには、医療機関で検査を受けなければなりません。
検査には肺がんを発見する胸部X線検査・CT検査や喀痰細胞診、病変を肺がんと確定するための気管支鏡検査と生検などがあります。
早期発見するためには、年に一度の肺がん検診が有効です。また遺伝子検査で肺がんになりやすい体質か調べたり、喫煙習慣を見直したりすると予防につながります。
配信: Medical DOC