「凍傷」を疑うべき初期症状はご存知ですか? 原因を併せて医師が解説

「凍傷」を疑うべき初期症状はご存知ですか? 原因を併せて医師が解説

凍傷の前兆や初期症状について

凍傷の前兆や初期症状には主に以下のようなことが挙げられます。

皮膚が冷たく感じる

皮膚の感覚が鈍くなる

皮膚の表面に赤みや腫れが現れる

凍傷は寒さにさらされた組織に起こるため、露出されやすい指や足、耳、鼻、頬などが特に影響を受けやすい部位です。

凍傷の深さは皮膚の損傷によって次の3つに分けられます。

1度凍傷

最も軽い状態の凍傷です。
皮膚の表面に赤みや腫れが現れ、温めると痛みを感じることがあります。

2度凍傷

皮膚の深い層(真皮)にまで凍傷が達し、水ぶくれができることがあります。

3度凍傷

血の入った水ぶくれや潰瘍、黒く壊死した皮膚が3度の凍傷です。脂肪や筋肉、骨にまで凍傷が及びます。

凍傷の検査・診断

凍傷は、受傷時の状況や損傷の状態を観察することで、特別な検査などを行わなくても、比較的容易に診断されます。

ただし、発症初期では凍傷の深さや重症度を正確に把握することは難しく、症状の程度を調べるのに時間がかかることがあります。

関連記事: