「子宮頸がん発覚のきっかけ」とは?初期症状・早期発見のポイントを解説!

「子宮頸がん発覚のきっかけ」とは?初期症状・早期発見のポイントを解説!

子宮頸がんの発覚のきっかけについてよくある質問

ここまで子宮頸がん発覚のきっかけ・初期症状・早期発見のポイントを解説しました。ここからは、子宮頸がん発覚のきっかけに関するよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

子宮頸がんの罹患率はどのくらいですか?

阿部 一也 医師

「子宮頸がんとは」でも先述しているとおり、罹患率は一生のうちおよそ76人に1人です。また、子宮がんに分類されるがんの約70%を子宮頸がんが占めています。毎年約10,000人の方が発症しており、そのうちの約2,800人の方が命を落としている病気です。発症のリスクが高いがんであることは間違いないため、予防や検診を定期的に受けるよう心がけましょう。

子宮頸がんの検査の流れについて教えてください。

阿部 一也 医師

まずは問診からスタートします。問診される内容は以下のとおりです。

月経周期や直近の月経の様子

生理痛の有無

月経血の量

妊娠歴

閉経した年齢

主に上記の内容に関して、医師からの質問に答えます。問診の次は視診です。診察台に座って腟鏡を腟内に挿入し、子宮頸部を観察する検査です。おりものの状態や炎症の有無を目で確認します。最後は細胞診といって、ブラシやヘラなどで子宮頸部を優しく擦って細胞を採取します。細胞診は痛みがほとんどなく、短時間で終わる検査です。診察台が恥ずかしくて勇気が出ない方もいるでしょう。しかし、子宮頸がんが進行すると生死に関わる場合もあります。どうしても抵抗がある方は、女性の医師が勤務する産婦人科への受診がおすすめです。多少は抵抗感を少なくできるでしょう。

編集部まとめ

子宮頸がん発覚のきっかけ・初期症状・早期発見のポイントを解説しました。

若い世代から発症リスクがあり、進行すると生死に関わりやすい病気が子宮頸がんです。

相談しやすい産婦人科を見つけて、違和感を覚えたらすぐに検査を受けられるよう、あらかじめ環境を整えておきましょう。

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