寝言泣きの対策法
赤ちゃんが寝言泣きをする時には、様子を見守るのが良い対処法だということが分かりました。
しかし、夜中に何度も寝言泣きをすると、パパやママはその都度様子を見ていると、睡眠不足になってしまうこともあります。
そこで、寝言泣き対策として、できることを紹介しておきます。
夜寝る前に授乳する
赤ちゃんは、お腹がいっぱいになるとぐっする眠れるので、寝る前に授乳する習慣をつけましょう。
寝る前にたっぷり飲めるように、数時間前は授乳を控えるなど、工夫しておくとスムーズです。
日中の刺激に注意
赤ちゃんは、日中に経験したことが刺激となり、夜中に深く眠れなくなることもあります。
大勢の人が集まる場所や、真夏や真冬など気温が刺激になる季節の外出など、赤ちゃんにとって刺激的な経験は、注意が必要です。
とは言っても、人とのふれあいや外出での刺激は、赤ちゃんの成長のために必要な経験でもあるので「無理をさせない」ことが重要です。
お昼寝の時間を早くする
夕方にしっかりお昼寝をしてしまうと、夜ぐっすり眠れなくなります。
赤ちゃんの月齢にもよりますが、お昼寝は14時頃までに終わらせておいた方が、夜中に深く眠れます。
睡眠環境を整える
眠りやすい環境であれば、浅い眠りになった時でも、目を覚ましたり寝言泣きをすることなく、眠り続けられる可能性は高くなります。
部屋の温度が暑すぎる、寒すぎる、肌が乾燥して痒いなど、赤ちゃんにとって不快に感じることがあれば、寝言泣きをひき起こしやすくなります。
赤ちゃんが快適に眠れる環境を見直しましょう。
夜驚症について
赤ちゃんの眠りの知識と共に知っておきたいのが、夜驚症について。
乳幼児後期や未就学児は、夜驚症を発症することもあるのでご注意ください。
割合としては、30人のお子さんに対して1人程度ですが、それでも「クラスに1人は経験する」くらいに身近な疾患といえるでしょう。
夜驚症は睡眠障害の一種で、睡眠中に心拍数が上がったり、叫んだり、目覚めても触られるのを極端に嫌がるようになります。
時には目が開いているときもありますが、脳はまだ夢の中ということも。
脳が完全に覚醒すれば症状は治まるのですが、早くて60秒ほどで回復することもあれば、20分程度かかることもあります。
ただの「怖い夢」「悪夢」を通り越して極度に恐ろしい経験をしているように見えるのが特徴で、眠りに入って2~3時間の間に起こりがちです。
夜驚の時間が終わるとまた眠り始め、朝になるとケロッとしていることも多いですが、あまりに頻繁なら専門家に相談することをおすすめします。
特に、硬直やけいれんなどの症状が発生したら要注意。
命に関わる事態になりかねないので、早めに専門家の指示を仰ぎましょう。
配信: オーディション なび