「手のひらに透明のぶつぶつ」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「手のひらに透明のぶつぶつ」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
掌に透明な水ぶくれがあるとき、何科を受診したら良いですか?
伊藤 礼司 医師
主な診療科は皮膚科です。
手のひらの透明のぶつぶつは皮膚の乾燥と相関関係はありますか?
伊藤 礼司 医師
乾燥は皮膚のバリア機能を低下させ、炎症や皮膚のトラブルを起こしやすくなります。皮膚が乾燥しないよう保湿剤を使用することは大切です。
ストレスが原因で手のひらに透明のぶつぶつができることはありますか?
伊藤 礼司 医師
ストレスは肌の状態と深く関連していると言われています。ストレスを感じると分泌されるホルモンは肌を乾燥させてしまうため、肌の乾燥は肌のバリア機能の低下を招き外部からの刺激に弱くなり、少ない刺激やアレルゲンで症状が現れやすくなります。ストレスを溜めないよう、また肌の保湿を心がけましょう。
指にできた透明なぶつぶつは病院できれいに治療できますか?
伊藤 礼司 医師
指にできた透明なぶつぶつは、どの程度きれいに治療できるかは個人差があり何とも言えません。できるだけ軽症のうちに治療を開始すると予後(経過)も良いので、症状がひどくなる前に受診しましょう。
子供の手のひらに透明のぶつぶつがある場合の原因を教えて下さい。
伊藤 礼司 医師
子供の手のひらに透明のぶつぶつがある場合は、接触皮膚炎、汗疱、イボ、虫さされなどが考えられます。
まとめ
手のひらの症状は非常に再発を繰り返しやすいことが知られています。きちんと治し切ることや、アレルギーが原因の場合はアレルゲンをしっかり除去すること、治った後も手指を清潔に保ち、手洗い後などは保湿をするなどのケアも重要でしょう。
手のひらの透明なぶつぶつは専門家でも原因を特定するのには顕微鏡検査が必要であることが多く、肉眼で見ただけでは非常に判別の難しい症状です。特に水虫かそうでないかは治療方針が大きく異なります。疑わしい場合はまず皮膚科を受診した方が良い症状と言えるでしょう。
配信: Medical DOC