「心臓神経症」になりやすい人の特徴はご存知ですか? 原因・症状を併せて医師が解説

「心臓神経症」になりやすい人の特徴はご存知ですか? 原因・症状を併せて医師が解説

心臓神経症の前兆や初期症状について

心臓神経症は、特定の場所や時間に関係なく、突然心臓がドキドキしたり、胸が痛くなったり、息が苦しくなったり、めまいがしたりする症状が現れます。
また、強い恐怖感に襲われ、「このまま死んでしまうのではないか」と感じることもあります。
これらの発作が繰り返し起こるのが心臓神経症の特徴です。

発作を経験すると、その苦しさや恐怖から「また発作が起きたらどうしよう」と心配することがよくあります。このような心配を「予期不安」と呼びます。

不安を感じること自体は病気ではありませんが、不安が強すぎると、日常生活に支障をきたし仕事や勉強ができなくなることがあります。

心臓神経症の検査・診断

胸部には肺や心臓、骨、神経、筋肉、そして一部の消化器官があり、痛みの原因は多岐にわたります。
痛みの原因を特定するために、まずは詳細な問診と身体診察を行う必要があります。

具体的には、胸部レントゲンや心電図、血液検査などの検査を実施します。
これらの検査で異常が見つからない場合は、さらに詳しい検査として胸腹部のCTや腹部エコーを行うこともあります。

心臓病に似た症状があるにも関わらず、これらの検査が全て正常だった場合に、心臓神経症と診断されます。

関連記事: