「歯のホワイトニング」の効果を長持ちさせるポイントをご存知ですか? 歯科医師が解説

「歯のホワイトニング」の効果を長持ちさせるポイントをご存知ですか? 歯科医師が解説

「歯のホワイトニング」を受けて白くした際、少しでも白さを持続させたいと思うのは当然のことでしょう。一体どのようなことに気をつければいいのでしょうか。「Imperial Topaz Oral care」の風野先生にお話を伺いました。

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監修歯科医師:
風野 めぐみ(Imperial Topaz Oral care)

昭和大学歯学部卒業。日本歯科大学附属病院での臨床研修を修了し、都内歯科医院、大手ホワイトニングサロンにて勤務。2022年、神奈川県横浜市に「Imperial Topaz Oral care」を開院。日本アンチエイジング歯科学会認定医。

編集部

オフィスホワイトニングは、どのくらい効果が持続するのでしょうか?

風野先生

個人差はありますが、効果が定着すれば、3~6カ月間は白さが持続するでしょう。ただし、はじめてオフィスホワイトニングを受ける人は後戻りしやすいことが多い傾向にあります。効果を持続させたい場合には、2~3週間ごとに3~4回のホワイトニングを受けることをおすすめします。

編集部

ホームホワイトニングの場合はどうでしょうか?

風野先生

個人差はありますが、だいたい1年ほど持続するでしょう。ホームホワイトニングでは、オフィスホワイトニングに比べて効果の持続期間は長くなることが多いですね。持続期間で比較すると、オフィスホワイトニングよりホームホワイトニングが優れているように感じるかもしれませんが、ホームホワイトニングは効果が出るまでに時間がかかり、ご自身で毎日トレー装着をおこなわなければならないため手間がかかるといったデメリットがあります。

編集部

デュアルホワイトニングではどうでしょうか?

風野先生

ホームホワイトニングの特徴により、効果の持続期間は1~2年ほどです。また、オフィスホワイトニングの特徴から、歯が白くなるまでの期間も短いケースが多いでしょう。

編集部

ホワイトニングの効果を長持ちさせるにはどうしたらいいでしょうか?

風野先生

色の濃い飲み物や食べ物を多く摂取すると、着色しやすく後戻りの原因になるため注意が必要です。ホワイトニングをしてから24~48時間は、コーヒーや赤ワイン、カレーなどの色の濃い飲食物の摂取を控えていただくのがおすすめです。その後、色の濃いものを口にする際も、ストローを使用したり、飲食後にはうがいをしたりするようにしてください。

編集部

ほかにもあればお願いします。

風野先生

定期的に「タッチアップホワイトニング」を受けることも有効です。タッチアップホワイトニングは、ホワイトニングの効果が落ち始めた時期に追加でホワイトニングをおこなう方法です。ご希望の白さに合わせて、歯科医院で回数などを相談して決めることができます。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

風野先生

ホワイトニング効果を長持ちさせるためには、歯の着色の原因に合わせて適切な処置をおこなうことが重要です。ご自身の歯の状態に合わせて、どの種類のホワイトニングがいいのかクリニックでよく相談しましょう。

※この記事はMedical DOCにて【ホワイトニングの効果は何回で実感できる? 期間や長持ちさせる方法を歯科医師が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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