「自家感作性皮膚炎」を疑うべき初期症状はご存知ですか? 原因を併せて医師が解説

「自家感作性皮膚炎」を疑うべき初期症状はご存知ですか? 原因を併せて医師が解説

自家感作性皮膚炎の前兆や初期症状について

自家感作性皮膚炎を発症すると、すでに発症していた疾患が急激に悪化し、数週間のうちに手足や体幹、顔など全身の至るところに湿疹が出現します。

湿疹の形態は、小さく盛り上がる「丘疹」や赤い斑状の「紅斑」、膿を持った「膿疱」など、患者さんによってさまざまです。湿疹を認める部分に強いかゆみを伴うこともあります。

皮膚症状以外に発熱や倦怠感などの全身症状を伴うケースもあります。

自家感作性皮膚炎の検査・診断

自家感作性皮膚炎は診断のためにおこなう特別な検査はありません。

接触皮膚炎や貨幣状湿疹、アトピー性皮膚炎に続いて全身に湿疹を認める場合には、自家感作性皮膚炎が疑われます。
自家感作性皮膚炎と診断するためには、既往歴や症状などを確認する他、視診にて皮膚の状態を調べることが必要です。

必要に応じて、似た症状を示す他の皮膚疾患と鑑別するための検査が行われることもあります。

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