息子が3歳のとき、園でクラスが変わり、なかなかクラスになじめずにいました。「だって一緒にあそぼ、といってもヤダって言われるの」と言う息子に父親は「ヤダって言われても諦めないで、何回もあそぼって言ってみるといいよ」とアドバイスしました。
そこで私はそのときの状況をごっこ遊びでやってみよう、と提案し、「一緒にあそぼ」という息子にお友だち役の私が「ヤダ!」と返しました。それをもう一度繰り返すと息子が激高しながら「あそぼ!あそぼ!!あそぼ!!!」と大声で返します。何だかしつこいので、聞いている側はますます遊びたくなくなりそう…。
立場を入れ変えてもやってみました
私「どう?」
息子「ボクなら遊びたくないね」…(あなたのマネしたんだけど。苦笑)
私「じゃぁ、こう言ってみたら?『ボクと遊ぶと楽しいよ~』」
「お主も悪よのぉ」と、悪代官のセリフのようにわる~い感じで言わせてみました。
うん、これなら笑っちゃって仲間に入れてくれるかも…!
子どもの場合、アドバイスを言うだけでは違う捉え方をしたり、うまくいかなかったりすることがあります。そんなとき、「想定してやってみる」ことってすごく大事だと思います。ほら、会社の研修などでも、お客さん役と接客役に分かれてロールプレイングってやったことありませんか? 実は私はそのたびに面倒くさい、と冷めた目で見ていたタイプですが(笑)。
避難訓練だってやったことがあるのとやったことがないのとでは、実際現実に直面したときに大きく差が出ます。レッスン中、大きい地震があったことがあるのですが、焦ってしまった私に対して子どもたちは当たり前のようにバックをさっと頭に乗せたので驚いたことがあります。子どもたちは学校で避難訓練やっているんですよね。
状況を想定してやってみる
ロールプレイングとかシミュレーションとか言うと聞こえはいいですけど、ようは「ごっこ遊び」、演技です。
そのときにどう感じるか、言われた言葉に対してどう思うか、立場を入れ替えて相手の立場になってみる。まずやってみることって実はとっても大事。ごっこ遊び、おすすめです!