「脳梗塞の原因」についてよくある質問
ここまで脳梗塞の原因などを紹介しました。ここでは「脳梗塞の原因」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
脳梗塞を発症しやすい人の性格について教えてください。
上田 雅道 医師
脳梗塞の大きなリスクである動脈硬化につながる生活習慣、例えば喫煙やアルコールへの依存、ストレスをためやすい、生活が不規則、といった人はリスクが高いといえます。
10代や20代で脳梗塞を発症する原因はどんなことが考えられますか?
上田 雅道 医師
10代や20代で脳梗塞を発症することは少ないですが、その原因としては脳血管の奇形、血管の炎症、血液疾患などです。他には10代や20代に多い片頭痛の一部は脳梗塞のリスクになることがあります。
ストレスが原因で脳梗塞を発症することはありますか?
上田 雅道 医師
ストレスによって食べすぎによる肥満、生活が不規則になるなど、生活習慣病につながることがあるのでストレスを発散することは必要です。適度な運動はよい習慣だと思います。友人や家族と楽しい時間を過ごすなど、自分なりのストレス解消を心がけましょう。
編集部まとめ
脳梗塞の原因は高血圧、糖尿病、脂質異常症、心房細動などたくさんあります。脳梗塞は生活習慣病が関係していることが多く、中年以降に発症しやすいと言えますが、若いうちから生活習慣病を予防していくことが重要です。食生活の見直し、適度の運動の習慣、禁煙、過度な飲酒を控える、といったことは今日からでも取り組むことができます。若いころからの生活習慣が、脳梗塞だけでなく未来の健康維持に役立つことでしょう。
もし脳梗塞になってしまったら、すぐに治療を受ける必要があります。ろれつが回らない、言葉が出てこない、力が入らない、ふらつく、しびれる、などの症状が急に出た場合はすぐに病院を受診してください。いったん症状がなくなった場合でも、受診することをおすすめします。
配信: Medical DOC