脳疾患を予防する方法
脳梗塞を予防するためには、主に動脈硬化の進行を防ぐための健康的な生活習慣が重要です。重要なポイントを3点紹介します。
食生活の改善
肥満にならないようにし、高血圧、糖尿病、脂質異常症を予防、または改善していくことが大切です。
不足しがちな野菜類は積極的に食べましょう。食事のバランスを保ち、適切な栄養素を摂取することで、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった動脈硬化のリスクを軽減することができます。
高カロリー、塩分過多、高脂肪の食品を制限し、加工食品やファストフードの摂取を控えることで血圧、血糖、LDLコレステロールや中性脂肪の上昇をおさえることができます。
適度な運動の継続
適度な運動は血管の健康を維持するのに役立ちます。無理のない範囲で有酸素運動(ウォーキング、水泳、サイクリングなど)を行い、続けていくようにしましょう。
喫煙や過度な飲酒を避ける
喫煙は動脈硬化を進行させ、脳梗塞のリスクが上がります。禁煙をしましょう。
過度な飲酒も脳梗塞、特にアテローム血栓性脳梗塞のリスクを増加させます。飲酒量は個人差が大きく適量は一概には言えませんが、飲酒量をコントロールしましょう。
「脳梗塞の原因」についてよくある質問
ここまで脳梗塞の原因などを紹介しました。ここでは「脳梗塞の原因」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
脳梗塞を発症しやすい人の性格について教えてください。
上田 雅道 医師
脳梗塞の大きなリスクである動脈硬化につながる生活習慣、例えば喫煙やアルコールへの依存、ストレスをためやすい、生活が不規則、といった人はリスクが高いといえます。
10代や20代で脳梗塞を発症する原因はどんなことが考えられますか?
上田 雅道 医師
10代や20代で脳梗塞を発症することは少ないですが、その原因としては脳血管の奇形、血管の炎症、血液疾患などです。他には10代や20代に多い片頭痛の一部は脳梗塞のリスクになることがあります。
ストレスが原因で脳梗塞を発症することはありますか?
上田 雅道 医師
ストレスによって食べすぎによる肥満、生活が不規則になるなど、生活習慣病につながることがあるのでストレスを発散することは必要です。適度な運動はよい習慣だと思います。友人や家族と楽しい時間を過ごすなど、自分なりのストレス解消を心がけましょう。
配信: Medical DOC