簡単な単語のはずなのに難しく感じてしまい、なかなか理解しにくい英会話表現。
そんな表現をサラッと使えたらいいなぁって思いませんか。
今回はRGPでコンサルトをされている金子さまにお話を伺いました。
英会話を学んでいると、『ネイティブは比較的よく使うけど、スッと入ってこない言い回し』が良く出てきます。
直訳しにくいのですが、覚えると便利に使えるものが多いです。
今回は、議論が平行線になってしまったときに使える表現についてお話しします。
議論が平行線になった時に使いたい、相手を尊重する表現
「Agree to disagree」
比較的使われることが多い言い回しですが、聞いたタイミングによっては、「ん?どういう意味?」となってしまいそうな言い回しです。
直訳すれば「合意しないことを合意する」となります。
つまり、賛否分かれる話題において、「お互いの意見の相違、つまり議論が平行線となったことを認めよう」という風にとらえることができる表現になります。
実際に使ってみると、こうなります。
David: You might be leaning towards Plan Y, but I think Pan Z is the way to go.
デイビッド:君はY計画の方がいいと思ってるんだろうけど、私はZ計画でいくべきと思ってる。
Kate: I cannot see Plan Y being better Plan Z. Having said that, we can agree to disagree and continue to discuss which plan works best for us.
ケイト:私はY計画がZ計画よりも優れてると思えないわ。とはいえ、ここはお互い議論が平行線になっていることを認めて、私たちにとって何がベストなのか、議論をし続けましょう。
このように、一見シンプルな単語を並べただけに見える英語表現でも、意外と上手く訳せなかったり、戸惑ってしまうものはあります。
意外にスッと入ってきにくいワードを理解しておくことで、自然な形で会話ができる形を目指したいですね。
[執筆者]
金子 昭雄
RGP Japanコンサルタント
アメリカにて学士取得後、外資系複数社において4年の海外生活を含め合計21年間主にIT機能で従事。
海外の方との折衝や交渉も多く経験、英語を用いたビジネスコミュニケーションには定評がある。
現在はコンサルタントとして、主に日系企業におけるグローバル化をサポートしている。
RGP JAPAN
配信: キレイ研究室
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