「白内障の手術費用」はどれくらい?保険適用や自由診療の場合も解説!【医師監修】

「白内障の手術費用」はどれくらい?保険適用や自由診療の場合も解説!【医師監修】

白内障の手術費用を抑えるコツ

白内障の手術費用を抑えるコツはありますか?

白内障の手術費用そのものを抑えるのは、保険適用の負担割合以外にはありません。しかし、宿泊が不必要であれば、宿泊分の費用を抑えることができます。宿泊が必要となるのは、手術後に帰宅が困難な場合と、両眼を同時に手術する場合です。手術後に帰宅が困難なケースは、自宅が病院から遠方であったり、体力低下があったりしたときなどです。糖尿病などの管理が必要な疾患がある場合にも、手術後の帰宅が難しく宿泊が必要になることもあります。自宅近郊の病院を選択したり、日頃から目以外の健康維持にも気を配っていると、宿泊が不必要になるかもしれません。自身での帰宅が困難な場合でも、送迎をしてもらえる方がいれば、帰宅が可能になることもあります。両眼を同時に手術すると、数日間は通常どおりの生活が困難になることがあり、宿泊が必要なことがあります。手術当日の帰宅を希望する場合は、片眼ずつ期間を開けての治療を選択するとよいでしょう。ただし治療内容は医師との相

費用以外にも手術で注意することはありますか?

手術後の目はすぐには見えやすくならないため、手術直後は片目での生活になります。自動車や自転車の運転は控えた方がよいです。身近で代わりに運転してくれる方がいれば、送迎をお願いしましょう。また、患部も衛生的に保つ必要があります。手術後1週間は目を擦ったり、メイクをしたりするのは避けた方がよいでしょう。喫煙や飲酒も避けた方がよいです。喫煙によって煙が目に入ると、治療をした目に刺激を与えてしまいます。飲酒も傷口の炎症が悪化することがあるため控えましょう。視野が狭くなっているので、普段よりも周囲への注意が必要です。階段の上り下りにも注意し、激しい運動も避けた方がよいです。

費用が高い程効果は高くなりますか?

白内障の手術費用の違いは、主に眼内レンズの種類によるものです。白内障そのものの治療効果は、単焦点レンズと多焦点レンズのどちらを選んでも変わりません。しかし、単焦点レンズは手術後に眼鏡などで遠方もしくは近方の見え方を補う必要があります。多焦点レンズは、手術後には裸眼で過ごすことができるケースがほとんどです。手術後の生活と費用の両方を考慮したうえで、治療内容を選択するのがよいでしょう。

編集部まとめ

白内障は、目の中の水晶体が濁ってしまう病気です。

白内障を治すには手術しかありません。手術は、水晶体の中を削り眼内レンズを入れる処置になります。

眼内レンズには単焦点レンズと多焦点レンズがあり、どちらも費用が異なります。

単焦点レンズは保険が適用されますが、多焦点レンズは保険適用がなく、費用が高額になりやすいです。

手術内容や手術後の状態によっては宿泊も必要となり、手術費用とは別に宿泊費用が必要となるケースもあります。

白内障を治すことが第一ではありますが、費用や手術後の生活についても事前に医師に相談しておくとよいでしょう。

参考文献

白内障とは(東京歯科大学水道橋病院眼科)

お支払いのご案内(大阪医科薬科大学病院)

白内障(慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト)

白内障手術と多焦点眼内レンズ

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