「蕁麻疹の原因」はご存知ですか?症状や予防法も解説!【医師監修】

「蕁麻疹の原因」はご存知ですか?症状や予防法も解説!【医師監修】

蕁麻疹の対処法・予防方法

蕁麻疹が出た場合の自宅での対処法を教えてください。

蕁麻疹が出た原因を早く除去し、安静にしているのがよいでしょう。寒冷・温熱による蕁麻疹や日光、機械的刺激などの物理性蕁麻疹は、蕁麻疹の原因を除去すると数分から数時間で症状が治まります。日常生活で刺激になりえる状態を把握して、できる限り避けるようにしましょう。また、アレルギーが原因で緊急性が低い場合も、内服薬を飲んで安静にしていましょう。ただし、アレルギー性蕁麻疹で血圧低下や呼吸困難など命に関わる症状が伴う場合には、救急車をすぐに呼ぶ必要があります。

蕁麻疹の予防方法を教えてください。

蕁麻疹の原因を把握している場合は、原因の物質や状況などへの接触を回避するように心がけましょう。アレルギー反応が強い方は、アナフィラキシーを起こす可能性も考慮にいれ、自己注射を携帯しておくといいかもしれません。アレルギーが強く出やすい方は、医師と相談して自己注射の携帯を決めてください。原因が不明な場合は、予防も難しいでしょう。医院で検査を受けるのも1つの手です。また、蕁麻疹が起きた時を振り返り、起きそうな食物や状況を考えて、医師に相談してみましょう。ただし、痒みや痛みなど不快な症状が長く続く場合には、医療機関で受診してください。

日常生活で注意するべきことはありますか?

蕁麻疹は、疲れているときや睡眠が足りていないときに出やすいため、睡眠不足や不規則な生活には注意が必要です。膨疹が出ている際には、考えられる原因を排除した生活を心がけてください。痒みのある箇所は冷やし、運動や飲酒は控え、紫外線への曝露や熱い風呂への入浴なども避けるようにしましょう。症状がなくなった場合も服薬は医師の指示に従ってください。

編集部まとめ

蕁麻疹の種類や原因、検査や治療法などを紹介しました。

蕁麻疹は原因不明の特発性蕁麻疹、食べ物や薬剤などのアレルギー性蕁麻疹や、機械的刺激・寒冷・温熱・日光・ストレスなどによる非アレルギー性蕁麻疹にわけられます。

蕁麻疹の原因となる物質や状況と接触しなければ、蕁麻疹は現れません。検査や自身の生活を振り返り蕁麻疹の原因を把握して、蕁麻疹が起きない生活を心がけていきましょう。

参考文献

Q12どんな検査が必要ですか?(日本皮膚科学会)

Q3蕁麻疹が起こる仕組みを教えてください。(日本皮膚科学会)

Q13蕁麻疹の治療法は?(日本皮膚科学会)

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