切れ痔の前兆や初期症状について
便秘で便が硬くなっている、または下痢をしているときには、切れ痔を起こしてしまうリスクが高まります。
排便したときに肛門に鋭い痛みがあったり、紙に付着したり便器に少量落ちる程度の出血があったときは、切れ痔を起こした可能性があります。
受診をしたい場合は、肛門科の標榜がある医療機関が望ましいでしょう。
切れ痔の検査・診断
症状の経過を問診するだけで、切れ痔を起こしたことはおおむね推測できます。
確定診断や詳しい状況を把握するためには肛門の診察を行いますが、痛みや恐怖心のために詳しく診察ができない場合もあります。
とくに慢性裂肛で肛門が狭くなっているとき、特殊な要因による切れ痔が想定されるときなどは、症状が強くても詳しい状態を評価する必要があるため、仙骨麻酔や腰椎麻酔で肛門の感覚を無くした状態で診察することが必要になる場合があります。
配信: Medical DOC