【特別展「未来をつくる: 科学とデザインの実験室」 愛媛/新居浜市】 未来につながる最新技術や新しいデザインに触れて心動かされる特別な1日を過ごそう

2024年10/12~12/1開催 愛媛県総合科学博物館30周年記念特別展で「未来をつくる」体験を




愛媛県総合科学博物館では、10月12日から12月1日まで、特別展「未来をつくる: 科学とデザインの実験室」を開催中!

博物館の名誉館長である山中俊治さんが展覧会ディレクターをつとめた特別展で、未来の技術を体験するための素材やマシンとそれらのオリジナルスケッチが並びます。

まるでSF映画に登場するようなワクワクする世界が広がり、なんと展示の一部には触れることもできるんです。

こんな機会、なかなかありませんよ!

30周年を迎える科博で、新しい技術や作品を見て直接触れる特別な体験をしましょう。

山中名誉館長からのメッセージはこちらです。

『愛媛県総合科学博物館は、地元の人々を中心に30年間も愛されてきた場所ですが、2022年、私はこの素晴らしい博物館の名誉館長という大任を拝しました。

そして今回、一人のデザイナーとして企画したのが「未来をつくる」展です。

この展覧会には、私たちデザイナーとさまざまな研究者が一緒につくった、未来の技術を体験するための素材やマシンとそれらのオリジナルスケッチが並びます。

最先端のロボットバイク、3Dプリンタで作られた不思議な「生き物」たち、人間が空を飛ぶための機械、背中に装着するロボットアーム、分解組み立て自由の骨格模型、折り紙工学から生まれた動く彫刻、一枚の布からほとんど縫わずに出来上がる衣服など、まるでSF映画に登場するようなワクワクする世界。動くものもたくさんあり、一部には触れることもできます。

展示作品の多くは2018年から20年にかけて、サンパウロ、ロサンゼルス、ロンドン、シンガポールといった世界の各都市を巡回し、約27万の人々に感動を与えました。

今年の前半には、さらに展示内容を充実させた「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」展が東京の21_21 DESIGN SIGHTで開催され、多くの人が訪れました。そして今回西日本で初めて、プロトタイプたちがこの愛媛の地に再結集しています。

きっと未来はここから始まります。見て、触って、お楽しみいただければ幸いです。』

世界を巡った作品たちが遂に愛媛へ!

展示作品を一部ご紹介します!

未来に繋がる最新技術や、シャープな着眼点に興味を持たれた方は、ぜひ会場で直接ご覧くださいね。

【CanguRo】

全方位を測定しながら環境を認知するセンサー「LiDAR」を車体にただ取りつけるのではなく、この大型のセンサーを隠さないように「顔」としてデザインされています。

人が乗るときにボディの傾きをリアルタイムでコントロールしますが、そのための繊細な機構も隠さず、このマシンの魅力のひとつとしています。

A-POC ABLE ISSEY MIYAKE+Nature Architects

【TYPE-V Nature Architects project】

ブルゾンは一般的に、身体のラインに沿わせるために多数のパーツに分かれており、それらを縫い合わせることで完成します。

しかしここにある一着は、一枚のパーツからほとんど縫製せずに生まれています。

A-POC ABLE ISSEY MIYAKEによる熱を加えると布が収縮するスチームストレッチ技術と、Nature Architectsが開発したアルゴリズムにより自動で服の折り目を設計する技術の融合によって、折り紙のように平面が立体となる服づくりが可能となりました。

製造プロセスから全く新しい「一枚の布」によるプロダクトとしての衣服です。

【Ready to Crawl】

付加製造(3Dプリンティング)技術でつくられた生物型機械のシリーズです。

モーター以外の全てのパーツをつながった状態で造形するため、組み立てがほぼ必要ありません。

まるで生物のように完成した姿で生まれ、モーターを挿入するだけで歩き始めます。

複雑曲面や柔軟構造という付加製造技術ならではの構造をいかした独自の機構によって「滑らかさ」や「柔らかさ」といった生物らしい動きを実現しました。

【自在肢】

「自在肢」は、装着型ロボットアームシステムです。

「デジタルサイボーグ」が受け入れられる未来の社会を探究するために生まれ、人間の身体と調和するデザインを追求しました。

6つの接続部を持つウェアラブルベースユニットと、着脱可能な複数のロボットアームから構成され、任意の方法で操作、制御ができます。

装着者は、他者が身につけていた「腕」を受け取ることや、自身が身につけていた「腕」を他者に受け渡すこともできます。

【emblem】

災害時の使用を想定した、身体に装藩して飛行できると同時に、無人航空機(UAV)としても機能するウェアラブルUAVのコンセプトデザイン。

被災地に救助者をいち早く派遣し、装置単体での帰還も出来る飛行装置をコンセプトに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同でデザインを検討しています。

未来へタイムスリップしたのではないかと錯覚するほどの新しい技術たちを直接見て触れてたくさんのことを感じてください!

あなたの中に眠るアイデアの卵を呼び覚ましてみてはいかがでしょうか?

特別展の詳しい情報は、博物館HPをご確認ください。


  • ■ 特別展「未来をつくる: 科学とデザインの実験室」
  • 開催日/2024年10月12日(土)~12月1日(日)
  • 開催時間/9:00~17:30(入室は17:00まで)
  • 開催場所/愛媛県総合科学博物館 企画展示室
  • 住所/愛媛県新居浜市大生院2133-2
  • 料金/

    ●特別展のみ 高校生以上 1,000円 / 65歳以上 800円 / 小・中学生 600円 / 幼児 無料

    ●特別展+常設展 高校生以上 1,200円 / 65歳以上 900円 / 小・中学生 600円 / 幼児 無料

  • 駐車場/あり(普通300台)
  • お問い合わせ/愛媛県総合科学博物館
  • 電話番号/0897-40-4100


reported by イマナニ編集部 gasuton345

記事公開日:2024/11/06

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